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夢にまで見た異世界でのんびり冒険者をやりたい人生だった  作者: りるお
第2章 - 中級冒険者編 -
47/142

第47話 - 78階層? -


世間は明日から3連休だそうですね…

休み?無いよそんなもの…



話数が途中から間違えていたので変更しました。




「ねーベルゼー機嫌直してよー!」

「もう怒ってないって」


ここはゴルティアダンジョン76階層。

ベルゼ率いるパーティ"冥府の使者"は、ダンジョン最高到達記録78階層まであと2階層まで迫っていた。


先輩冒険者(リエル)から押し付けられてリーダーとなっているベルゼは、先程まで少々パーティメンバーにご立腹だった。



ベルゼが何故ご立腹だったか。

それは昨日の休息日まで遡る。

リエルとティアが2人でただ服屋巡りを楽しんでいたと思っていたベルゼだったが、実際には服屋巡りの後半は2人によるベルゼの服選びだった。女の子用の。


ここまで言えばお分かり頂けただろうか。

朝起きたベルゼは女の子の服を着せられていたのだ。

服、というよりも普段の寝巻きではなく、ネグリジェを。


脳が醒めて部屋をふと見ると、ニヤニヤしてこちらを見るリエルと、居るはずがないティアの顔があったのだ。

そしていつもの肌触りとは違う感触に疑問を抱きつつ着ている物を見た瞬間に全てを察し、



「この世界に男の娘を持ち込むなや!!!」



朝からそう大声をあげたのだった。



「可愛かったなあー!ベルゼちゃん(・・・)!お姉さん興奮しちゃった!」


「実際ベルゼは女と言われても分からない顔をしている。あながち悪くはなかった。頭は派手だけど。」


「ったく、そんな趣味はないっつーの! ウインドショッピングを楽しんでたのかと思って油断した。…頭は俺も知らんがな。」


もともと普通の黒髪だったのが、"混種霊気(ミックスオーラ)"が使えるようになってから、前世でいうメッシュみたいに一部が勝手に紅く染まっていたのだが、最近になって更に増えていたのである。



「リエルってアレ普通に着てるけど恥ずかしくないの?」


「え、ベルゼの前だから着てるけど他の人の前では絶対着れないよ?」


「お、おう…」


「そういうのは2人の時にやってほしい…」





ご立腹ゆえに弱点属性である光を持つ魔物が多いこの70階層代をサクッと来れたのである。

さて、サクッと来た70階層代だったが、先ほども言ったように光属性の魔物の階層、ベルゼにとっては相性の悪い相手が多い。


闇属性の攻撃は光属性に対してダメージの威力減衰が起こる。もちろんベルゼは闇以外の魔法も使えるのだが、闇属性が一番強力である。そして何よりベルゼは光属性の攻撃が通常の100倍となってダメージとなる。つまりこちらの闇属性攻撃は通常より効かず、向こうからのダメージはめちゃくちゃ入る。



「というわけで俺が前に出るより2人に前に出てもらった方が効率良いと思います。」


「さっきまでは八つ当たりでいつもよりかなり多く魔力を込めてたから光属性の魔物も倒せたってわけね!」


「そういうことー」


「ならばここは私が前に。この剣とも早く仲良くなりたいから。」


「じゃあ私はティアの援護と遊撃、ベルゼは闇属性以外で私達2人の援護ね!」


「りょうかい!」





リエルの気配探知に引っかかった魔物、銀狐と呼ばれている毛並みが銀色のグリームフォックス、そして前世で空想上の存在だったユニコーンが魔物として出現もした。


リエルは光や他の属性攻撃を駆使して、ティアは新しい相棒と会話をするかのように剣を振るった。







そして77階層が終わり、次の階層に降りようとしていた一向だったが、立ち止まっていた。


「どう見ても階層主が居る部屋にある扉だよなコレ。」

「そうだね。」

「何度も見てきた扉。」



巨大な扉を見上げる3人。

今までは10階層ごとに現れた扉が、何故か77階層の終わりに出現したのだが、そのままではいつまで経ってもその先に進む事は出来ない。

3人は改めてその扉に近づき、様子を見る。


「いつもと同じ感じ」


「そうだな」


「特に異変はなさそうだし、今までと同じ階層主っぽいかな。さて、何が出るかな!」


「今まではキリの良いところであったから、そういうものかと思ってだけど、違うのね。」


「ま、とりあえず開けるよ」


古びてはいるが、荘厳な造り。

その重厚な扉を開けるベルゼ。開いた先は今まで何度も目にした、だだっ広い作りに不釣り合いな程、何も無い空間広がっている。その中央付近に金色の何か(・・・・・)がいる。




「あれが階層主?」


「今回の階層主はだいぶ予想外だな」


「可愛いっ!!!」



だだっ広い何も無い部屋に待ち受けていたのは、身体を丸め眠っている"狐"だった。

この世界のフォックス類は銀やグレーが多い。というか先ほどまでに倒してきた魔物だ。


身動きせず丸まっている狐へと3人は近づいていく。


ピクッ!



狐の耳が動くと同時に3人は臨戦態勢に入るも、狐は丸まったまま動かない。



「「「・・・・・・」」」


臨戦態勢のまましばらく待ってみたが、動きはない。

ベルゼは2人に目配せをし、半歩前に出ようとする。



『待つのだ主!』


そう声が聞こえた瞬間、ベルゼの影から巨大な黒い犬型の魔物が現れたのだった。




ご覧頂きありがとうございました!

次の投稿は月曜の予定です。

次話もよろしくお願いします!


高評価、ブクマ等して頂けると筆者もやる気に満ち溢れます。それはもうモリモリと。合わせてよろしくお願いします。

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