表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢にまで見た異世界でのんびり冒険者をやりたい人生だった  作者: りるお
第1章 - 初級冒険者編 -
22/142

第22話 - 巧妙な罠 -

うはぁ! 3000PV…!!!!


見て下さる方やブクマ数も日に日に増えて来て、意欲が高まってます!


何分初めての小説なので、誤字脱字や文章構成に難があるかもしれませんが、どうぞ暖かい脳内変換でご覧頂けたら幸いです。


今後ともよろしくお願いします!!!!





「……これが朝チュンてやつか……」



頭が痛い。

昨日の真っ黒な感情はなんだったんだ。


酒が残っていたのだろうか。

最後はあの感情に身を委ねて結局色々してしまったな。記憶があるのが辛い。



だが何やかんや言っても男なんてそんなものだ。

一体あの決意とはなんだったのだろう。。。

罪悪感と反省と自己嫌悪に苛まれる。

まさに賢者タイムだ。





「んっ…もう朝なの…?」


「朝…というか多分昼だな」



部屋の窓から見える外では太陽が完全に昇っている。

隣にいるリエルも目が覚めたようだ。




(やっぱり可愛いよなあ)


リエルの髪をそっと触る

隠れていた白い首筋が露わになる。


「んっ、ベルゼくすぐったいよぅ!」


「食堂で昼食べてから買い物に行くか」


「うんっ!」






「おはようございます!ご飯食べますか?」


「おはようミーシャ。2人分頼むよ」



そう言って2人分の代金を渡す。


「ありがとうございます!昨晩はお楽しみだったご様子で…」


ミーシャはそう言うとニヤニヤしている。



「ははは…」


「おはようミーシャ。昨日はありがとね!」


「おはようございますリエルさん。作戦は上手くいったみたいですね! ……ただ、声大きかったので今度から気をつけてくださいね(小声)」


「なっ…!!」


「さて、私は配膳の準備してきますねー!」




「おいリエルさんや。これはどういう事なのですかな?」


「な、な、なんの事ですかねー」



振り向いたリエルの顔は真っ赤だった。



俺が酔い潰れてる間にリエルとミーシャが昨晩の作戦を練っていたらしい。

酔ったフリまでした、あんな巧妙な作戦もとい罠にまんまとかかってしまったようだ。あれには偉大な戦略家であろうと引っかかってしまうだろう。。。


「はあ〜〜」



二日酔いとは違う、頭の痛さに堪らず頭を抱えるベルゼだった。









「いらっしゃい!今日は何を買うんだ?」


「賢者の指輪あるかな?それと回復薬を買いたい」


「お、ラッキーだな!賢者の指輪は最後の1つだ!」




アルスローの街には武器屋と道具屋は数件あるが、両者が一緒になっている店舗もあった。値段は他店とそう変わらず、利便性が良い為ここの店に来たのだ。

ちなみにアルスローに来てからはわりとこの店に来る機会が多い。



もっとも質の高い装備や道具になると、その専門店に行った方が良いのだが、今回はどこでも買えるような物だったからな。


モンスターフェスティバルに向けて必要な装備や道具などを購入してから、俺たちはギルドへと来ていた。



「いやー!最後の1個だったけど賢者の指輪も買えて良かった!」


「そうね!他にも装備とか道具も買えたしね!」


「これで無事にモンスターフェスティバルを迎えられそうだな」


「ええ!魔物だけじゃなくて街も屋台とかで賑わうから楽しみね!」





「おい!見ろよあれ!」


「ああ」


「 Aランクのリエルと誰だあのちっこいのは?妹か?」


「おい!馬鹿!お前知らないのか!」


「何をだ?」


「リエルの隣にいる奴のことだよ!」


「ああ…知らないんだが…」


「そうか。護衛のクエストで王都まで行ってたんだっけかお前…」


「あれはベルゼって言って、まず男だ。そして恐らくこの街で誰よりも強いぞ!」


「なっ?!」


「ちょっと前に話題になったスタンピードと、この前捕まった男爵の件、両方アイツが一人で片付けたって話だ!」


「あの Aランク冒険者が全員捕まってたって件だろ?」


「おいおい!なんだよその冗談は!!」


「いやー冗談じゃねえ。エールに誓ってもいいぜ」


「お、お前がエールに誓うだと…!!」


「ああ。スタンピードから街を守ってくれたんだ。俺たちの恩人とも言って良い。だかな。奴はあんな見た目でも超高ランクの魔法使いだ。敵対する者には容赦はしないらしいからな。間違っても奴とは揉めるな!」


「あ、ああ…そうする事にしよう」




やっぱこうなるよなあ

エリースの時もそうだったけど、噂が広まると街にい辛いんだよなあ。



「いいなあベルゼは!人気者じゃないの!」


「人気者とは違うだろう…それに嫌いなんだよ。この雰囲気は」


「えー!皆んなに噂されてて羨ましいけどなー」


「あのなあ。それが嫌いだからってエリースから来たんだぞ」


「そうだったね」


「ただ…」


「ただ?」


「エリースの時とは違って恐怖の対象としての視線や噂話が少なくて助かるけどね」


「そうね。それは辛かったろうなぁとはおもうけどね。でも今度は私もついてるし!」


「まったく…」



(リエルには今後も救われる事は沢山ありそうだな)






内心リエルに感謝しながら

ギルドの掲示板に目をやる。




いよいよ明日から

モンスターフェスティバルの開催だ。

街も賑やかなになって、屋台やら出し物の準備が着々と進んでいるようだ。



久しぶりの実践。

気を引き締めていこう。

ベルゼはそう思うのだった。


ご覧頂きありがとうございました!!

次の投稿は明日になります。

次話もよろしくお願いします!


高評価、ブクマ等して頂けると筆者もやる気に満ち溢れます。それはもうモリモリと。合わせてよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ