表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/8

8

 水曜日



久しぶりの長い残業を終えて部屋に帰ると、この時間はいるはずの美里の姿が見当たらなかった。


――あいつ、どこに行ったんだ?


コンビニにでも行ったのだろうと思い、ソファーに座った。


すると机の上に一枚の紙が置いてあることに気づいた。


そこには美里の字でこう書かれていた。


――実家の母が倒れて入院しました。看病のため、地元に帰ります。今の病状からして、当分の間は帰って来れそうにありません。ごめんなさい。また連絡します。


読み終えてすぐに気づいた。


美里は実家に帰ったから、今はもうここの住人ではない。


だとしたら今このマンションに住んでいるのは、十五人ということになる。


その時、玄関のベルが鳴った。



               終

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 黒い笑いが込み上げてきます ┐('~`;)┌ 美里(¬_¬;)……『あいつ』って誰?! ( ̄□|||| [気になる点] つまりは美里が犯人なのですか?(・_・;? …
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ