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なろう作品の『登場人物紹介』を改善しよう!



 

 私が書き手ならば『登場人物紹介』はこう書く!!

 こんな『登場人物紹介』が欲しい!!




 前話で「なろう作品の『登場人物紹介』は読むに値しない」などと言い切った討伐がいじゅう指定生物のくまです。

 流石に否定するだけではどこぞの政党かと言われそうなので改善案を挙げましょう。

 

 

★『登場人物紹介』はどのタイミングでいれるか!

 

 なろうに作品を投稿するにあたり、最初から『登場人物紹介』を1話目につっこむ書き手様はまず居ないでしょう。居ましたらご連絡下さい、ぜひ拝読しにお伺いします。

 『登場人物紹介』を入れようと考えている書き手様は本文の区切りが着いた時点、所謂「章区切り」での投稿を考えて居られるのではないでしょうか?

 読み手側からの感想で「読み手が欲するから」と投稿される方も居られましょう。

 投稿する場所によっては理想の『登場人物紹介』でもネタバレに発展する事がありますし、一区切り着かない章中の最新話につっこんで流れをぶったぎる残念な結果に終わる事もあるでしょう。

 なろうには「割り込み投稿」という機能があり、新作に限り好きな場所に投稿することが可能です。

 例:最新話が50の時に、20話と21話の間に新規で作った『登場人物紹介』を突っ込む。

   一度最新話の50話に『登場人物紹介』を突っ込むと移動できません。

 筆者くまはまだ使った事がないので難易度は分かりませんが、取説読む限りちゃんと読めば大丈夫なんじゃないかと思っています。

 この機能を踏まえて『登場人物紹介』をぶちこむ場所を考えよう!



★『登場人物紹介』をぶちこむ場所は?


 ・目次下(一番最初の0話相当)

 ・各章区切り


 前述しているが、確実にやってはいけないのは話の区切りも着かない半端な最新話にぶちこむこと。

 読み手としては大変萎えるので本当にやめて欲しい。お願いします。



★目次下の注意点


 ・登場人物の初登場時での状況は必須、人物の身体的特徴は余り必要ではない。

 ・主要メンバーだけでよい。

 ・ネタバレになるような内容はNG。

 


★各章区切りの注意点


 ・サブキャラ(&名前付きのモブ)のみで人物紹介を一つ作る。紹介文は役目と行動の結果のみで。登場話数もあるといい。

 ・メインキャラのみで一つ作る。前章の行動の結果と、次章の行動方針が書かれるといい。

 ・書いていい設定ネタバレは前章の分だけ。決して次章の設定ネタバレは書いてはいけない。

 ・所謂「前回までのあらすじ」といった内容を書けばよい。



★読み手が欲する『登場人物紹介』と、書き手が書きたい『登場人物紹介』


・読み手はなぜ『登場人物紹介』を欲するのか?

 私としては作品の導入の手助けになるものとして目次下があれば良いのですが……

 感想欄から抜粋すると以下のようになる。


 1、登場人物が多数に渡り、初期に登場したサブキャラが再登場したとき誰か分からなかったので。

 2、1話に出てくる人物が多すぎて誰が何の役を担っているか分かりにくい。

 3、更新が久しぶりすぎて主要人物ですらうろ覚えなんで……

 4、このキャラが好きなので詳しく纏めてあると嬉しい。

 5、登場人物の名前が難し(当て字)すぎて読めないので何とかして欲しい。


 1の対策、その回の後書きにでも再登場したサブキャラの紹介を書く。(勿論、簡潔に)

 2の対策、1と同様の処理を。可能ならば相関図もあれば。

 3の対策、放置。求めているのは最新話時点の状況なのでその後の読み手にはネタバレになる。

 4の対策、それは設定資料だ。人物紹介じゃない。

 5の対策、毎回初出の名前にはルビを振る。書き手が思ってるほど読める名前じゃないんだ。


 で、現状この要請をうけて書き上がった『登場人物紹介』はというと……

 ・「主要人物」と準レギュラー陣の一部しか書かれていない。

 ・既出の設定ネタバレはおろか、未出の設定ネタバレまで書いてある。

 ・目次下に設置して新規の読者を結果として罠に掛ける。


 私の事例を語ろう。

 密林のおすすめで紹介された、とある書籍化したなろう作品。

 イラストが好みだったので商品説明のあらすじをチェック。うむ、面白そうだ。

 なろうの「小説を探す」からタイトル直入力で作品に飛ぶ。

 人物紹介があったので期待を込めてクリック。


 ※この中にはネタバレを含んでいます。最新話まで読後の閲覧を推奨します。


 という文字が……

 正直な話、「この作者バカじゃねぇの?」と思い本文読む気も失せました。

 書き手様の中には「親切心」で『登場人物紹介(ネタバレ含む)』と明記して目次下に設置してる方も居られます。

 うん、その親切心は非常に理解できる。できるのだが「ありがた迷惑」というものである。

 あなた達の行いは推理小説の目次に犯人の名前を書く行いと等しいのです。

 それ、読みたいですか?


 では書き手側の書きたい『登場人物紹介』とはなんぞ?

 感想返しや、後書き、前書き、割烹のコメントから推測させてもらいました。


 1、このキャラをもっと好きになって欲しい。よく知って欲しい。

 2、キャラも増えたので整理したほうがいいな。

 3、このキャラはこんな設定をもっているんだよ!

 4、本編が煮詰まったんで気分転換に書いてみよう。


 です。

 その情熱は素晴らしいものです。

 でも思いが強すぎて設定ネタバレ化していないか注意してください。

 大抵の書き手様の書きたいものって設定資料になっちゃうんだよ……



★書き手様へのお願い


 『登場人物紹介』は「あらすじ」に続く作品の顔ともいえるモノです。

 最新話に随伴している古参の読者の為ではなく、これから参加する新規の読者が作品を楽しめる事を主軸として書いて頂けると幸いです。

 古参が求める詳しい内容、書き手様が知ってもらいたい内容。

 それらは『設定』と呼ばれるモノであると言うことをご理解頂き、どうしても書きたいという場合は


 『登場人物設定(この項は多分にネタバレが含まれています)』


 と銘打って隔離して下さると、私のような「ネタバレ書いてある人物紹介なんて読めるかッ!!」という読み手も減りますし、折角書いた文章が読まれないという悲劇も回避出きるのではないでしょうか?



 と、ここまで色々と語ってきましたが如何だったでしょうか?



★結論!


 ・目次下の『紹介』は主要キャラのみで、登場時の状況を簡潔に纏めた文にする。

 ・章間の『紹介』は主要キャラとサブキャラを分けて書く。

 ・設置場所以降の設定ネタバレは絶対に入れない。

 ・『設定資料』は別に作ろう!



 ここまでお付き合い下さい感謝の極みくまー


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