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彼は◯◯◯◯。  作者: 佐伯むーあ
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〜別れ〜

興味をもっていただきありがとうございます。

とても嬉しいです。

この作品がデビュー作品になります。

どんな方に読んで頂けるのかワクワクしています。

これからも頑張っていきますので、よろしくお願い申し上げます。


街はクリスマスに浮き足立っているのに、私は楽しめないでいた。


なぜなら結婚を考えていた彼に婚約者がいたのだ。


別れを切り出した私に言ったあいつの言葉…。


「結婚は会社のためだ。

結婚しても、一番愛してるのは君だよ。

これからも公私ともに私を支えてくれるだろう?君がいないとダメなんだ。」


言葉と共に私を抱きしめようとした彼の手を私は払い除けて逃げるように会社を出た。


呆れた。

バッカじゃない。

信じられない。

続けられるわけないじゃん。

一番なら私と結婚しろよ!!


会社にも婚約者にも負けた私が一番であるはずがないでしょ!!


私、今年35だよ。

いつかは結婚してくれると思って、社長である彼を支え続けた。

休みもそっちのけで秘書の仕事に専念してきたのに。


夜道を一人で歩いていると社長室でのことをどうしても思い出してしまう。


悔しい。

彼の言葉に傷つき怒りをおぼえたはずなのに何も言えなかった…。


俯き加減で歩いていると履いているハイヒールが左右交互に前にでていくのが目にはいる。

彼に似合う女性になろうと入社してから履いたことのない高いヒールを必死で履いた。

今でも足が痛くなることがあるけど、いつの間にか歩き方を覚えてた。

そういえば、何度も転びそうな私を彼は抱きとめてくれたんだったな…。

「大丈夫?すぐ慣れるさ。僕としては役得だから、いつまでもこのままでいいけどね。」


私に向けられる優しい目線が好きだった。

私は特別なんだと思わせてくれた。

幸せだった。


いつの間にか私は泣いていた。

頬を伝う涙を止めることができなかった。


マンションまでどうやって帰ったか覚えていない。

私の恋は終わったのだ。







作品を読んで頂きありがとうございます。

いきなり失恋から始まってしまいましたが、これから主人公がどうなっていくのか一緒に見守って頂ければ幸いです。

小説に挑戦し始めたばかりなので、荒削りな部分が多いかと思いますが、一つ一つの作品に沢山の愛情を込めてこれからも精進していきます。



皆様が素敵な小説と出会えますよう心から願っています。

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