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キリスト教による普遍史

アダムとエバ

エデンの園に男女が置かれるがサタンによって欺かれ、食べてはいけないと言われた善悪の知識の木の実をエバが食べ、アダムにも与える。彼らはそれぞれ呪われ、サタンのホストである蛇には原福音と呼ばれる預言がされ、キリストによるサタンや反キリストへの勝利が述べられた。その後アダムとエバは楽園を追放され、子供を産みカインとアベルが生まれたが、カインはアベルを妬み、殺害。カインは神や人を逃れて東へ移る。アダムとエバはアベルの代わりにセトを産む。

エノクの昇天

アダムを1、セトを2として7代目のエノクは神と共に歩み、神が取られたので死を経験せずに天に引き上げられた

ノアの洪水

人々の悪が看過できないほどに広がり、堕天使が生ませたネフィリムなども一掃するためにノアとその家族の計八人が救われ、彼らから以後全ての人類が出た。

バベルの塔をニムロドが主導し建設し、そこに世界統一宗教を見るも、言語が混乱させられ人々は全地に散らされた

アブラハム、イサク、ヤコブの選び

イスラエルの民のエジプトでの隷属

モーセを通して神のイスラエルのエジプトからの贖い

四十年間荒野で彷徨うイスラエルの民

ヨシュアによるカナン侵攻

士師の時代

サムエルによるサウルへの油注ぎ

サウルが退けられる

サムエルによるダビデへの油注ぎ

ダビデによるイスラエルの支配

ソロモンの繁栄

神殿の完成

南北のイスラエルの分裂

エリヤとエリシャ

エリヤはアハブ王の時代にバアルの預言者と対決しイスラエルのレムナントである七千人を獲得するに至る

アッシリアによる北イスラエル王国の滅亡

これによって十部族は失われたとも言えるが、ユダ王国に逃れた者も少なからずいると思われる

バビロニアによる南ユダ王国の滅亡

バビロン捕囚

ネブカドネザルによってエホヤキン王が連行されるが、彼は後に厚遇される。また最後のゼデキヤ王はその子を目の前で殺され自分の目を抉られた上で足枷を付けられて死ぬまでその状態にあった。

神殿の崩壊

キュロスによる解放

イザヤ書ではメシアとも呼ばれるキュロスが宗教的な寛容の政策を示して、捕囚の身にあったイスラエルの民を帰還させた

第二神殿の建設

ペルシャの時代

エステルとモルドカイ

中間時代の開始

アレクサンドロス大王の東征

ギリシャのディアドコイの時代

セレウコス朝の時代

ファラオの命でヘブライ語聖書のギリシア語への翻訳が行われ七十人訳聖書として伝わる

ユダ・マカバイによる武装蜂起

ハスモン朝

共和政ローマによる支配

ヘロデ朝

ローマ帝国による支配

イエス・キリストの降誕

洗礼のヨハネの登場

洗礼のヨハネが荒野で悔い改めの洗礼を呼びかけ、イエスも彼から洗礼を受けた。イエスが川から上がると天が開け、声がし、鳩のような形の聖霊がその上に下った。

イエス・キリストの公生涯

イエスは各地で神の王国の福音を告げ知らせ、様々な病人を癒し悪霊を追い出し、自分をメシアであると証明する数々のしるしを行った。その後自分を神と等しくしたとして捉えられて訴えられ、罪なくして死刑判決を受けた

イエス・キリストの死と埋葬と復活

イエスは十字架の上で苦しみを受け、神の子ながらに自発的に死ぬということを選び、それを屠られる子羊のように完全な捧げ物として父である神への宥めとした。死んで墓に葬られたが三日目に復活し今も生きておられる。

イエス・キリストの昇天

復活した後イエスは婦人たちに現れ、ペトロやヨハネに現れ、十二使徒に現れ、五百人以上の人々に同時に現れた。彼らの家に扉を通り抜けて入ったり、共に食事をするなど最早単なる肉の体ではないが栄光の体を持っていることを示した。主の体には未だに釘付けにされた手足の跡や、槍を貫かれた脇腹の傷が残っていることだろう。復活から四十日経ってオリーブ山から雲に包まれて天に上っていった。以後イエスは信者のために執りなしをし、奇跡を起こさせて聖なる朽ちない福音が真実であることのしるしを伴わせた。

ペンテコステの日の教会誕生

イエスの昇天から十日後、エルサレムの家の屋上で祈っていた弟子や残された家族に炎の舌のような聖霊が下り、異言で話し始め、それを聞いていた祭りのために帰ってきていたユダヤ人たちはペトロの説教などもあって、その日三千人ほどが悔い改めて洗礼を受けた。この時から教会の時代が始まる。

エフェソスの教会の時代

初めの愛から離れてしまったと言われ、悔い改めを必要とする使徒の時代。ステファノやゼベダイの子ヤコブが殉教し、ステファノの死刑に賛同していたサウルはダマスカスへの途上でイエスの幻を見て回心し、以後大胆に福音を宣べ伝える者になる。しかしローマへ移送されその後首を刎ねられて殉教。ペトロは逆さ十字架の刑によって殉教。この時代にエルサレムの神殿が崩壊した。ヨハネは自然死するほど長生きし、ヨハネの福音書やヨハネの手紙、ヨハネの黙示録を書き残した。ヨハネの死までにいわゆる新約聖書が書かれて、文書としては完成する。またヤムニア会議が開かれ旧約聖書39巻が正典として認められ、七十人訳聖書に含まれる外典が区別される

スミルナの教会の時代

迫害時代の非難されるところがない教会。護教教父が現れ、明示的な三位一体論や両性論が形作られていった。この時代にバルコクバが現れローマに対して反乱を起こすも鎮圧し、エルサレムは完全に焦土のようになる

ペルガモンの教会の時代

ローマ帝国と結婚し誤った教理に寛容な教会。名目上の信者が急増した。ニカイア公会議が開かれ、アリウス派が異端として退けられる。カルタゴ会議で新約聖書の正典が定められ27巻となる。

ティアティラの教会の時代

東西の教会が支配し継続した犠牲を捧げ続ける誤った教理が受け入れられた教会。マリア崇拝や煉獄の教えがあり、なお私は煉獄については否定も肯定もしない。ただし聖書には書かれていない。この時代にローマ帝国が東西に分裂し、西はアリウス派のゲルマン人によって滅ぼされる。ローマカトリックに改宗したフランク王国が西ヨーロッパにおいて支配的になる。またイスラム教が現れ、勢力を増す。フランク王国は三つに分割相続され、フランス、イタリア、ドイツの源流となり、ドイツは神聖ローマ帝国として、ローマ皇帝の座をローマカトリックより与えられる。またこの時代にモンゴル帝国が東から攻めてくる。イスラム教国のオスマン帝国により東ローマ帝国は滅ぼされる。

サルディスの教会の時代

宗教改革によって救済の教理が回復した教会で、国家教会という形で形骸化した信仰を持ち、終末論や聖書的イスラエル論に関しては十分でない教会、生きているように見えるが死んでいるとされる。この時代にアメリカ大陸が発見されて新世界へキリストの教えが伝わっていく。カトリックとプロテスタントの三十年戦争の後のウェストファリア条約が締結されるまで続く

フィラデルフィアの教会の時代

リバイバルが起こり各地に宣教師が派遣され、伝道の門が開かれた時代の教会で、日本にはこの時代にプロテスタント信仰が伝来した。この時代にフランス革命やアメリカ独立戦争があり、フランスはその後ナポレオンを皇帝とする帝国となる。アメリカはリンカーン大統領によって奴隷制が廃止される。

ラオディキアの教会の時代

神でなく人々が支配し自由主義神学によって聖書の権威を否定したり、エキュメニズムによって根本的な教理の違いにも目を瞑って寛容になろうとしている現代の教会、携挙の前の最後の段階と考えられる。同性婚が認められたり女性の地位の向上が訴えられたりする。この時代に二度の世界大戦とホロコーストがあり、また国家としてのイスラエルが回復する。メシアニックジューが現れ始める。アメリカとソ連をそれぞれ盟主として東西冷戦が起こり終結する。

携挙

本物のクリスチャンが天へ挙げられ空中で主に会う。生きているなら生きているまま死んでいるなら復活して栄光の体を受けて以後永遠に主と共に暮らすようになる。

キリストの裁きの座

神の御心に従って生きられたかや御言葉を人生に反映させられたかなどによって御国での報酬が決定する。天国か地獄かではなく、火によって各人が体において行った業をキリストが試す裁きである。

大患難時代

反キリストがイスラエルと七年間の和平条約を結んだ時から始まり、始めの三年半は背教の教会が世界統一宗教となっている。第一の封印が解かれると反キリストが出てくる。第二の封印の裁きでは戦争があり、第三の封印の裁きでは飢饉がある。第四の封印の裁きでは人類の四分の一が死ぬ。第六の封印の裁きでキリストの予言が成就するように天変地異が起こる。それまでに十四万四千人のユダヤ人が額に印を押され、大患難時代を通して生き続け世界宣教を開始するという。第七の封印の裁きによってラッパの裁きが明らかになる。二人の証人によるイスラエルでの宣教があるが彼らはしるしを伴い、彼らを妨害するものに災害をもたらす。しかしアブソスから上ってきた獣である反キリストによって殺され三日半に渡ってその死体が晒される。その後彼らは復活し天に上る。地震が起こり七千人が死ぬ。サタン、反キリスト、偽預言者の悪の三位一体は反キリストを神とし、第三神殿に反キリストの像を置く、前半の三年半に七つの封印が解かれ、七つのラッパの裁きの内六つ目まで終わる。その後七つの鉢の裁きが後半の三年半に繰り広げられる。世界は十人の王によって支配されていたが、その内の三人が引き抜かれ、十一番目であり八番目の者である反キリストによる世界帝国が実現するのだが、第五のラッパの裁きでアブソスへの穴が開かれ、そこからイナゴと呼ばれるような悪霊がアバドン、或いはアポリュオンを王に戴いて五ヶ月の間人を苦しめる。第六のラッパの裁きではユーフラテス川のほとりに繋がれている堕天使が解放されて、二億の軍勢を率いて東から攻めてくる。鉢の裁きでは飲み水がなくなり、太陽が強く照り付け、腫れ物に苦しんでいる中、暗闇に覆われる。人類の三分の一が死ぬ。つまり二分の一が死んだことになる。また、ユーフラテス川が干上がり、悪の三位一体の口から出る蛙のような汚れた霊がハルマゲドンに王たちを召集し、最後の戦いの準備をする。第七の鉢の裁きでは神とキリストの支配が確立して、エルサレムは三つに裂ける

キリストの再臨

反キリストと偽預言者は捉えられて、ゲヘナに投げ込まれる。サタンはアブソスに鎖で繋がれる。悪霊はバビロンとエドムに閉じ込められる。

子羊の婚宴

旧約時代の聖徒が復活し婚宴の客として招かれている。例えば洗礼のヨハネがそうである。

千年王国

エデンの園が回復するが、大患難時代を通過した信者は生まれつきの肉体であり、彼らが生んだ子供の原罪は解決しておらず、罪人が出る。彼らは信仰と恵みによって救われる必要があり、不信者は百歳で死ぬ。

悪魔による反乱

悪魔が解放されてゴグとマゴグを惑わして、海辺の砂のような民を神とキリストに立ち向かわせるが天から下る火によって滅ぼされる。

白い御座の裁き

あらゆる死者が復活し行いに応じて裁かれる。命の書に名前がないものは燃える火の池であるゲヘナに投げ込まれる。

新天新地

最初の天と最初の地は消え去って、新しいエルサレムが第三の天から降ってくる。縦横高さ2200キロメートルの都市である。最早海はなく、夜もない。都の城壁は65メートルほどもあり、さまざまな宝石によってたとえられる。イスラエル十二部族の名があり、十二の天使がそれぞれに対応している。城壁の土台は一つの真珠によって出来ていて、子羊の十二使徒の名が記されている。都には命の川が大通りの真ん中を流れていて、その両岸に命の木が立っている。それは十二種類の実を月毎にならせ、それを食べる者は永遠に生きるのである。その葉は諸国の民を癒し、諸国の王は栄光を携えて都に来る。命の書に名前の記されている者だけがそれができて、人々はその外に住むこともあるが、不信仰の者の受ける分は燃える火の池である。

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