寝坊したハロウィンカボチャ
「ふぁぁぁー良く寝た」土の中からカボチャが冬眠から目覚めて出て来たのだ。
「さてと、そろそろ俺様が主役のイベントが始まるな」
ハロウィンカボチャはイベントに出る準備を始めた。
その時、空からソリに乗ったサンタクロースと口裂け女が現れた。
「久々じゃのう、ハロウィンカボチャ、今年は寝坊したのかな」とサンタが話し掛けて来たのだ。
ハロウィンカボチャは「寝坊ってこれからハロウィンイベントに行く予定だよ」と言うと、
口裂け女が「やーだー、もう今年終わりよ、ほら除夜の鐘の音が聞こえるでしょう。」と言うのだ。
確かにどこからか除夜の鐘の音が聞こて来たのだ。
ハロウィンカボチャは寝坊した現実にショックを受けた。
そして、「サンタクロースと口裂け女は一緒に何処に行くんだ?」と聞くと、
「もう、口裂け女は時代遅れみたいで私引退したの。それでサンちゃんと結婚してこれからハネムーン行くのよ、ねぇ、サンちゃん」とサンタクロースに抱きついたのだ。
サンタクロースも「一年に一度のプレゼント配りも終わって、クッチーとハネムーンじゃ」と言うのだ。
ハロウィンカボチャは何がサンちゃんにクッチーだと内心愚痴った。
そして、サンタクロースと口裂け女はイチャイチャしながら去って行った。
ハロウィンカボチャはふてくされて、
来年のハロウィンまで冬眠するかなと、
又土の中に潜って行った。