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私と心と障害  作者: 和泉 稀癒
2/12

悪夢の始まり


 彼氏と別れた後の私は病的に痩せていった。

ご飯を食べると嘔吐してしまう拒食症になっていた。


 見かねた店長が私を食事に誘った。

私はその時、警戒も知らず好意に甘え近くのラーメン屋に行った。

これが悪夢の始まりだとも知らずに‥‥


 それからは何かにつけてご飯に誘うようになった。

友人の【横澤 麗華】に話すと気を付けろとアドバイスされた私は断る様にした。


 しばらく断り続けると別の手段に出た。


 私がカウンターの仕事をしていると後ろから近づきお尻を触り始めた。


「店長やめて下さい?」


「笑ってるんだから喜んでるでしょ?」


 あまり騒ぐと逆効果だと分かっていた私は、笑いながらもやめてと言ったが、全く相手にされなかった。


 それからは私が休みの時と店長が休みの日以外は、毎日お尻を触る様になった。


 私は休みの日に友人と会う約束をし、相談する事にした。


「最近店長が毎日お尻触って来るんだよねー

 変に騒ぐと反応が面白くて余計やるじゃん?」


「いや、それ完全なセクハラだからね!?」


「分かってはいるけどどうすればやめてくれるかな?」


「店長よりも更に上の上司に言いなさい」


「んー分かったぁー」


 友人は厳しい口調で言い、私は頷いた。


 しかし職場の雰囲気を悪くしたくなかった私は上司に相談しなかった。


 私がもたもたしている間にも行為はどんどんエスカレートする一方だった。


 毎日お尻を触られ揉まれる様になり、胸まで触る様になった。


「嫌、流石に本当にやめて下さい」


「完全におっぱい触ってないからセーフ」


(なに言っても変わらないか)


 胸を触られた時ひきつった笑いで言ったが意味不明な言い訳をされた。

 私は反応するだけ無駄だと分かり何も言わなくなった。

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