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私と心と障害  作者: 和泉 稀癒
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双極性障害


 仕事を辞めてすぐ次が決まった。

将来の事を考えて介護の世界に飛び込んだ。


 たまたま面接に行った施設にバイト時代一緒に働いていた人が働いていたのだ。

とんとん拍子で就職が決まり、介護のかの字も知らない私は覚えることに精一杯だった。


 しかし、薬の関係で夜勤が出来ないと伝えていたはずが、夜勤をやるように言われ出来ないため1ヶ月で退職する事になった。


 今度は派遣で登録をし、病院の看護助手をすることになった。

夜勤なしの固定時間勤務で、自分と同じ精神病の患者がいる病院だった。


 あらかじめ精神病を患っている事も伝えたが、精神病院と言うこともあり偏見もなく理解があった。


 仕事内容は基本的におむつ交換や雑務だったため、介護初心者の私は少しずつ覚えることが出来た。


 相変わらず通院、投薬治療を続けていたが良くも悪くもならず安定していた。

しかし、一年ほどたった頃身体に異変が起こった。


 幻聴が聞こえ毎日の様に自殺未遂を繰り返したのだ。

毎日パニック発作を起こし、そして声まで出せなくなった。


友人に連れられ病院に行くと、元からあった鬱病に加え双極性障害と診断された。


 仕事にも行けず毎日パニック発作と自殺未遂、そして無表情でぼんやり過ごすことの繰り返しだった。


そして闘病のため、1年と少しの病院を退職した。

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