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自由!リバティマジック!  作者: 神崎きのこ
第二部 開幕
66/67

ローレスタウンで追いかけっこ?!

なんかタイトル、前回とほぼ同じなんですよねぇ…もう、このままでいいかな?次話も、ローレスタウンの〇〇!って感じにしてさ。あはっはじゃ。

第六十六章

「はははっ!まだ追ってきてやがる…っ!」


リストスは息を切らしながら後ろを見て苦笑した。赤髪の少女と、銀髪の少年は永遠に自分の後を追ってきそうだ。


「ブレスレット一個であんなになるか普通…?忠告してやったっつーのに…」


リストスは桃色のブレスレットを見つめた。先ほどこれを奪った少女は、綺麗な身なりをして、両親に大切に育てられたことが見てとれた。どこか、貴族の出であることは間違いない。こんなアクセサリーの一つや二つ、いつでも手に入れられるだろう。それとも、このブレスレットはそれほどまでに高価な物なのか。


  ーまぁ、どっちにしろ、金になるなら良いさ…


「おいおい少年少女!いい加減諦めろよ!」


「諦めるのはそっちだ!!シェラペティーから奪った物を返せ!!」

「そーだそーだ!人から物を盗むなんて、悪い人のすることだよ!!」

「いやだから俺はその悪い人、盗賊なんだよ…」

リストスは何故かズレている赤髪の少女にそう返したが、少女はキョトンとした表情をした。

「え、いやなんで分かんないんだ…?」


「マスター、アイツはどう考えても悪い奴だろ?兄さんと姉さんに頼んで、腕を噛みちぎろう!」

「うーん…なんて言うかさ、根っからの悪い人じゃなさそうなんだもん。リスティーは。」


  ーん?なんか俺しれっとニックネームで呼ばれてね?


「何言ってんだ?シェラペティーの物を盗んで、今ちょうど自分達から逃げてるだろ?!」

銀髪の少年の言葉に、リストスは走りながらコクコクと頷く。

「だってさ、リスティー、シェラにあのぐにゃぐにゃ植物は危険だって教えてあげてたし、家に帰りなよって言ったり…なんか、良い人じゃない?」


  ー!

 リストスは目を見開いた。


「良い人すぎるのはマスターの方だよ!!アイツは悪い奴だ!罪を犯した!!」

「罪か……ぼく達、王国騎士団を攻撃しちゃったけど…それも罪じゃない?」

「…っ!!」

 銀髪の少年は押し黙った。色々と心当たりがあるのか、その頬に汗が流れる。


  ーっつーか、今王国騎士団を攻撃した、つったか?!何者なんだよこの子供達!!


「でもっ…」

「まぁ、シェラのブレスレットは絶対取り返すけどさ、狼達には頼らないでいいよ。大怪我させたくないし。」

 三人はローレスタウンを走り続ける。所々に奇妙な植物が生え、人間は皆暗い表情をしている。先ほど、どこからか悲鳴も聞こえた。


「そろそろ戻った方が良さそうだよね。このまま走ってても、距離は全然縮まらなそうだし。」

 そう、赤髪の少女の言うとおり、先ほどからリストスと子供達の距離は全く縮まっていない。リストスには恥ずかしいことでもあるが、銀髪の少年とリストスの足の速さはほぼ一緒なのだ。赤髪の少女はと言うと、先ほどから全く息が乱れていない。どうやったらそんな風に走れるのか、リストスと少年は疑問であった。


「じゃあとりあえず、フィオフレーム!」

突然少女は火炎をリストスに向かって投げた。


「えっ、ちょっ!!!」

慌てて避けようとしたが、間に合わなかった。火炎はリストスの背中に直撃し、背中に火が燃え移った。

「嘘だろ?!この服、気に入ってたのにっ…」

 リストスは呑気にも服の心配をする。


「ちょっとリスティー!早く止まらないと、どんどん火、強くなるよ!服だけじゃなくて、身体も焼けちゃうって!」

 赤髪の少女が後ろから叫んだ。


    「ご忠告どうも、マスター。でも、残念。俺も魔法は得意なんすよ。」

リストスはニヤリと笑うと、突然立ち止まる。



      「天空魔法、雨乞(レインダンス)!  Shall We Dance?」


Shall we dance? 知っている方も多いとは思いますが、ONEPIECEアラバスタ編でボンクレーが言っていた言葉の、英訳バージョンです。いやぁ、流石の翻訳に、私、感服してしまいます…(泣) それでは、英語版でも是非、ONE PIECE、読んでみて下さいね〜!!(なんの宣伝だこれ)

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