ローレスタウンで追いかけっこ?!
なんかタイトル、前回とほぼ同じなんですよねぇ…もう、このままでいいかな?次話も、ローレスタウンの〇〇!って感じにしてさ。あはっはじゃ。
第六十六章
「はははっ!まだ追ってきてやがる…っ!」
リストスは息を切らしながら後ろを見て苦笑した。赤髪の少女と、銀髪の少年は永遠に自分の後を追ってきそうだ。
「ブレスレット一個であんなになるか普通…?忠告してやったっつーのに…」
リストスは桃色のブレスレットを見つめた。先ほどこれを奪った少女は、綺麗な身なりをして、両親に大切に育てられたことが見てとれた。どこか、貴族の出であることは間違いない。こんなアクセサリーの一つや二つ、いつでも手に入れられるだろう。それとも、このブレスレットはそれほどまでに高価な物なのか。
ーまぁ、どっちにしろ、金になるなら良いさ…
「おいおい少年少女!いい加減諦めろよ!」
「諦めるのはそっちだ!!シェラペティーから奪った物を返せ!!」
「そーだそーだ!人から物を盗むなんて、悪い人のすることだよ!!」
「いやだから俺はその悪い人、盗賊なんだよ…」
リストスは何故かズレている赤髪の少女にそう返したが、少女はキョトンとした表情をした。
「え、いやなんで分かんないんだ…?」
「マスター、アイツはどう考えても悪い奴だろ?兄さんと姉さんに頼んで、腕を噛みちぎろう!」
「うーん…なんて言うかさ、根っからの悪い人じゃなさそうなんだもん。リスティーは。」
ーん?なんか俺しれっとニックネームで呼ばれてね?
「何言ってんだ?シェラペティーの物を盗んで、今ちょうど自分達から逃げてるだろ?!」
銀髪の少年の言葉に、リストスは走りながらコクコクと頷く。
「だってさ、リスティー、シェラにあのぐにゃぐにゃ植物は危険だって教えてあげてたし、家に帰りなよって言ったり…なんか、良い人じゃない?」
ー!
リストスは目を見開いた。
「良い人すぎるのはマスターの方だよ!!アイツは悪い奴だ!罪を犯した!!」
「罪か……ぼく達、王国騎士団を攻撃しちゃったけど…それも罪じゃない?」
「…っ!!」
銀髪の少年は押し黙った。色々と心当たりがあるのか、その頬に汗が流れる。
ーっつーか、今王国騎士団を攻撃した、つったか?!何者なんだよこの子供達!!
「でもっ…」
「まぁ、シェラのブレスレットは絶対取り返すけどさ、狼達には頼らないでいいよ。大怪我させたくないし。」
三人はローレスタウンを走り続ける。所々に奇妙な植物が生え、人間は皆暗い表情をしている。先ほど、どこからか悲鳴も聞こえた。
「そろそろ戻った方が良さそうだよね。このまま走ってても、距離は全然縮まらなそうだし。」
そう、赤髪の少女の言うとおり、先ほどからリストスと子供達の距離は全く縮まっていない。リストスには恥ずかしいことでもあるが、銀髪の少年とリストスの足の速さはほぼ一緒なのだ。赤髪の少女はと言うと、先ほどから全く息が乱れていない。どうやったらそんな風に走れるのか、リストスと少年は疑問であった。
「じゃあとりあえず、フィオフレーム!」
突然少女は火炎をリストスに向かって投げた。
「えっ、ちょっ!!!」
慌てて避けようとしたが、間に合わなかった。火炎はリストスの背中に直撃し、背中に火が燃え移った。
「嘘だろ?!この服、気に入ってたのにっ…」
リストスは呑気にも服の心配をする。
「ちょっとリスティー!早く止まらないと、どんどん火、強くなるよ!服だけじゃなくて、身体も焼けちゃうって!」
赤髪の少女が後ろから叫んだ。
「ご忠告どうも、マスター。でも、残念。俺も魔法は得意なんすよ。」
リストスはニヤリと笑うと、突然立ち止まる。
「天空魔法、雨乞! Shall We Dance?」
Shall we dance? 知っている方も多いとは思いますが、ONEPIECEアラバスタ編でボンクレーが言っていた言葉の、英訳バージョンです。いやぁ、流石の翻訳に、私、感服してしまいます…(泣) それでは、英語版でも是非、ONE PIECE、読んでみて下さいね〜!!(なんの宣伝だこれ)




