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自由!リバティマジック!  作者: 神崎きのこ
闇闘技場編
48/67

あなたの目の色は何色かな☆

あなたの目の色は何色ですかぁ???私の目の色は、教えられませーん。個人情報に繋がるので☆

第四十八章


「「ディケさんっ!!ディケさんっ!!」」


「アニー…シェラ…?」

「起きたっ!!ディケさん、起きたよっ!!アニー!!」

「ええ、本当に良かったですわ!!ディケさん、起き上がることはできます?」


「こっ、ここは…」

ディケは体を起こす。どうやら宿屋にいるらしい。アニーとシェラはベッドの横に、ゾーシは扉の近くに立っている。


「あれ…ノイは…?」

ディケの問いかけに、みな複雑そうな表情をした。壁側のベッドの脇のテーブルに乗っていた子ウサギも、その赤い瞳を揺らした。



 数十秒後、アニーがついに口を開いた。

「ゾーシさんからお話は聞きました。賭博闘技場で瀕死の状態だったディケさんを、ノイさんとゾーシさんが助けたと。ノイさんは敵の足止めで、闘技場に残ったそうです。ゾーシさんは、ここまでディケさんを運んできて下さったのです。」


「ノイが…ぶ、無事かな…?」

「…分かりません…ノイさんのナスビも、ここにありますし…」

そう言って、アニーは青いナスビを差し出す。因みに、このナスビとは、フレッシュで青々しいナスビではなく、ノイの青いカバーが付いた『Navigation Super Box』である。


「ノイ…」

ディケはうつむく。アニーもシェラも、表情は暗い。


「…あの闘技場は、ルドルフ。ウィグズリーという貴族が投資している…アイツは、ファイターのスカウトも仕事の一つだ…気に入った人間は、屋敷に連れて行かれる…」

 ゾーシはディケのベッドに近づいた。


「自分は、その場所を知ってる…あの人が、屋敷に連れて行かれたかはわからないが…希望はある…」

「ほ、ほんと?!行こっ、ノイを助けに!早く!!」

「でっ、でも、今は真夜中ですし、ディケさんも完全には回復していないんですよ!?」

アニーが言う。シェラも、ウトウトと、今にも眠りにつきそうだ。


「…万全の状態で行ったほうが、勝率も上がる……マスター、決断しろ。」

ゾーシは真っ直ぐにディケを見た。白い左目が光る。


「…分かった。明日!早朝!我らリバティマジックのサブマスター、ノイ・モーシアの救出作戦を開始する!今は、ゆっくり休んで戦いに備えよう!!」

「明日、といいますか、もう今日ですけれどね。」

アニーはツッコミを入れたが、その表情は凛としている。



         「「「マスターの仰せのままに」」」



ディケを除く三人の言葉が揃う。アニーはシェラを抱えあげると、壁に沿ったベッドに優しく降ろした。ゾーシがそれに毛布をそっとかける。


「ゾーシさん、あなたもお休みになって。もう一部屋、ノイさんの為に取ってあったので。」

「…わかった…」

ゾーシは素直にうなずくと、アニーから鍵を受け取った。


「ディケさん、安心してお休みになって下さい。マスターはあなたですけれど、今ここでの最年長は私です。ノイさんの代わりに、しっかり皆さんをサポートしますわ。」

アニーの言葉に、ディケは目を細める。


「うん、ありがとう、アニー。ぼく、きみのアジュガ色の瞳、好きだよ。」

「あら。わたくしも、ディケさんのリコリス色の瞳、憧れますわよ?」


二人は揃って笑う。



            早朝から、決闘だ。


アジュガは薄紫の花、リコリスはオレンジ色の花です。ゾーシの言い回し、是非真似してみてくださいね!!

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