五人目勧誘は、バッドなスタート!?
あ、ちゃんと、教訓編やめたんだ。私。変な題名つけるの、やめたんだ、私。
第三十五章
「もう日が暮れて来ましたね…闇の中で手がかりを探すのは難しいでしょうし、この近くの宿屋でも探しましょうか?」
ノイ、シェラ、そしてゾーシは、ディケとアニーと集合し、五人で次の行き先についての相談をしていた。
「うーん…兎もいるから、ペットOKな所を探さなきゃね…」
ディケが頭を抱えてナスビをイジる。因みに、このナスビとは、『Navigation super box』のことであって、決っしてディケは野菜のナスビを手で弄んでいたわけではない。
「ウサギさん、早く家族を見つけてあげたい、です!」
シェラが籠に入った小さな子ウサギを慈しむように見て言う。
「この森には居ないのかしら…あんなに探したのに、手がかりはあの白い毛だけですし…」
「…この…種類の…兎はこの森に…住んでいるはず…家族じゃ…ないかもしれないけど…」
「そうだね、明日もこの森を探して…ってあれ?!なんかゾーシ、さっきより喋ってる!!!」
「えっ、いや…別に…」
「ぼくたちに打ち解けてくれた証拠だよね!あっ!!そうだ!!ゾーシも、ぼく達のギルド、リバティマジックに入らない?!」
突然のディケの申し出に、他の四人は戸惑う。
「たっ、確かに、ゾーシさんが入ってくだされば嬉しいですけど、いきなりそんな‥」
「でも、心強いですよね。ゾーシは氷結魔法が使えますし、またディケが暴走した時も、助けになります。」
ノイはそう言ってディケに視線を注ぐ。ディケは申し訳無さそうに頭をかいた。
「それもあるね…ゾーシ、ぼくたちと一緒に…」
「っ、やめろっ!!」
ゾーシは森に木霊するかの様な大声で叫んだ。木々に止まっていた鳥たちが一斉に飛び立つ。
「ゾーシくん?」
「っ!!」
怯えたようなシェラのアカヤシオ色の瞳を見て、ゾーシはその場から駆け出した。
ゾーシは、彼の本当の親を知らなかった。物心付く前に彼は、森で渋い赤髪の女性に拾われた。彼女の名はピコ・サルペント。万能ギルド、バーサティルの、召喚術師だった。
そういえば、今日、友達と一人称の話をしました。私は普段、と、いうか、最近は、『私』をよく使用していますが、家では、『むー』と、言っています。たまに日本語で喋る時に出てしまうので、大変な注意が必要です。むーからは、以上です。あ。




