シアンヘルフィオガ・レオ ディケの新必殺!?
ノイは忍者っ!!そして!!ディケも忍者!!
ノイくんね、気遣い能力尋常じゃないんですよ。ディケのセリフにも、なんかこう、オブラートに包んでいるというか、その、普通だったら、か弱いってなんだよ!!お前もう半分ゴリラだろっ!!って言うとこなんですけど、紳士ですよねぇ。皆さん、ノイくんを見習いましょう。
第二十四章
「…それよりも、なんで貴女方、ゆっくり観賞してるんですか!!少しぐらい、ヘルプを入れてくれても…」
近づいてきたディケに、ノイは愚痴をこぼした。
「でもノイ、バンバン男たちを投げちゃって、全然ヘルプ、必要じゃなさそうだったじゃん!!それに、ぼく達みたいなか弱い女の子を戦わせるつもり?」
「いやただ面倒臭いと思っているだけじゃ無いですか?!第一、か弱いとは…パラディゾ嬢達はともかく、貴女は火炎魔法の使い手でしょう?自分の身は、ご自分で守れるじゃないですか…」
ノイの言葉はそこで止まった。彼の目に写ったのは、白い動物が入った小さな籠を持って逃走しようとしている一人の男だった。ノイは脇目もふらずに駆け出した。ディケの戸惑った様な声が後ろから聞こえたが、足は止まらなかった。
「待てっ!!」
叫ぶと同時に後ろから男に飛びかかる。籠を奪おうと手を伸ばすが、体格の違いで男の伸ばした腕にもう少しと言うところで届かない。
「このっ!!離れろっ!!」
男が体を激しく振り、ノイは地面に強く背中を打ち付けた。
「女達は諦めてやるんだ、さっさと行けよっ!!俺たちの仕事の邪魔をするな!!今日の客はお得意なんだよ!!」
男が叫ぶ。
「この国の法律では野生の動物達の売買は禁止されている!貴方方は犯罪者だ!!」
「あぁ?!この国の法律だ?!あのクソ野郎が作った法律なんざ、誰も守るわけねぇだろ!!」
「…」
男の剣幕に、ノイは思わずたじろいだ。
「…確かに貴方方は正しいかもしれないですが…それでも…」
「クソ野郎か…でも、あの人がクソ野郎なら、きみ達もクソ野郎だよね。」
「ディケ?!」
ノイが振り返ると、そこにはディケが立っていた。両手には大きな火炎を宿している。
「まっ、待って下さいディケさん!早すぎますっ…!!」
「ディケさんも、忍者…?」
少し離れた所から、パラディゾ姉妹が息を切らしながら走ってきた。
「あの人は、確かにクソ野郎だよ。売買は禁止してるくせに、動物を傷つけることを何とも思わないんだよ。…おかしいよね。ビアベイティング*だって、毎日の様にやってたし…」
ディケはそう言って苦笑する。
「はぁ?何が言いてぇんだよ?」
男は笑いながら言ったが、その声が震えているのに、ノイは気がついた。
「…でも、そんな世界一のクソ野郎が、やってない事を、きみら如きがやっていいと思ってるの?」
ディケの冷たい声と瞳に、男だけではなく、ノイまでもが凍りついた。ふと気がつくと、ディケの手に持っている炎が青く光っている。
ー?!青い炎?!ディケの普段使用する炎は赤のはず…青い炎も使えたのか?!
「は、はぁ?!ぶぶ、物騒なもの出してんじゃねぇよ小娘っ!そんなもの…」
「最後の言葉は、それで良いよね?…シアンヘルフィオガ・レオ」
*中世頃に上流貴族たちが集まって行っていた, 熊を痛めつける遊戯のこと
夏野春希さんの所で、イラスト公開させていただきました〜(ありがとうございますペコペコ)。いや〜下手でしたね。マジで。やばいね。ただ、個人的に金髪ロングのロリ(名前教えてくれませんでした。)ちゃんが一番上手く描けたと思います。あの日々は大変でした。自分の絵柄を封じ込めて、夏野さんの指示通りに描く…キツかった…あれは熱を出した時よりもキツかった…ついこの間熱を出したんですが、そんなのは屁でもなく、絵を描き続けていました。(因みにトレスインフィニティ{YouTube}の活動の方。神崎くんと綺咲ちゃん描いてました。美男美女はきついぜ…)




