パラディゾ領地編 ー終ー
このお話で、パラディゾ領地編はお終いです。次の章にもご期待ください!
第十八章
「ありがとうございました。見苦しい所をお見せしてしまって、本当にお恥ずかしいですわ…」
アナクティシーはそう言ってディケとノイに深く頭を下げた。
「何があったのかはよく分からないけど、きみ達がぼくを助けてくれたっていうのは変わらないよ!本当にありがとう!」
「ええ。ディケの仰る通りです。」
そう言って笑った二人は、今、ロゼッタエキスを出てここから少し離れた大きな都市に移動しようとしていた。だが、パラディゾの領地線を越えようとしていた二人を呼び止めたのは、アナクティシーだった。
「わたくしは、もう、自分の意思でしか魔法を使いませんわ。妹が天使ならわたくしは悪魔。どう呼ばれても構いません。わたくしは自分の意思でそうすると決めたのですから。家にも迷惑をかけるかもしれません。でも、それは、シェラがどうにかしてくれるでしょう。」
アナクティシーの顔に浮かんだ笑顔は、心の底から、自分の決めたことに誇りを持っていると、物語っていた。
「ほんと、何があったのかよくわからないけど、なんか、結果オーライ、みたいな、感じだったのかな?」
「はい!」
仲睦まじい様子のディケとノイを見て、アナクティシーは少し寂しそうな顔をした。
「本当はシェラも一緒にお見送りに参りたかったのですが、何かに忙しそうで…」
アナクティシーが俯いた瞬間、後ろから馬の蹄と車輪の転がる音がした。
「アニー!!」
自分の名を呼ぶ声に振り返ったアナクティシーの目には、白く輝く馬車の窓から手を振る妹の姿が写った。
「シェラ?!どうしてここに、何して…!!」
シェラペティーが二つのスーツケースを馬車から放り投げた。
「行こう!!旅に出よう!!連れてってくれるよね?!ディケさん、ノイさん!!」
「 「もちろん!!一緒に、行こう!!」」
回復魔法の使い手、アナクティシーとシェラペティー、パラディゾ姉妹がリバティマジックのメンバーに加わりました〜!!イエーい!まじで二人お気に入りっすね。あはは。




