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自由!リバティマジック!  作者: 神崎きのこ
パラディゾ領地編 〜神の一族〜
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姉妹の絆 アニーの悩み。

うっわタイトル真面目に書いとるやんけ私ー!!!びっくら仰天ハリセンボンだわ。

第十七章


 「これは…かなり危険な状態ですわね…」


 アナクティシーは、ベッドで荒い息をしているディケを一目見るなりそう言った。



 ノイ、アナクティシー、シェラペティーの三人は、ノイとディケが借りている小さな宿屋の一室に居た。



 「それは、どういった様に…どうして、こんなことになったのですか?やはり、魔法の使いすぎで…?」

ノイはアナクティシーに尋ねた。


 「ええまぁ…この方は、火炎魔法、もしくは氷結魔法をお使いになられますの?」

 「はい。この少女、ディケは、火炎魔法の使い手です。先日、魔力を使いすぎまして…」


 「…火炎魔法は使いすぎると自分の体の熱にまで影響を与えるんですの。自分の体温をあげて、より強大な熱に耐えられる様、免疫力を付けるためですわ。小さな魔法ならともかく、魔力消費が激しければ激しいほど、術者の体温は上がっていきますわ。この発熱は、普通の発熱とは違うんですのよ。」

 アナクティシーの言葉に、ノイは唾を飲み込んだ。



 「治ります…よね?」


 「治る?いいえ。治すのですわ。シェラ、こちらに。」

 「うん、アニー。」

 アナクティシーが妹の名を呼ぶと、小さな少女がディケに近づいた。



 「これは第三ステージ、抑制ですわよ。準備は良くって?」

 「はい。いつでも。」

 姉妹は顔を見合わせると、ディケに両手のひらをかざした。



 『天流回復魔法、第三ステージ、三光、天使の光』



 二人がそう唱えた瞬間、ディケの体が白く光り、苦しそうだった表情がどんどんと安らいでいった。


 「さぁ、治療終了です。これからは、もしわたくしたちをどこかで見かけても、声をかけないで下さいませ。行くわよ。シェラ。」

 「うん…お、お大事に…」

 アナクティシーはシェラペティーを半ば無理矢理に部屋の外へ連れて行くと、後ろ手で扉を閉めた。


早足で軋む廊下を進む。


 「ま、待って下さい!!何か、お礼を…」

 そう言って追いかけてきたノイの言葉を遮り、アナクティシーが口を開いた。


 「関わらないで、と言いましたよね?迷惑ですわ。」

 「あっ…すみま…せん…でも、お礼だけでも…」

 「結構です。ほら、シェラ、早く歩いて。」


 「そんなこと言わずに!私の気が済みません!」

 「わたくしは結構だと言っていますわ。行くわよ。」


 「ディケも、きっとお礼をしたいと思っています!!パラディゾ嬢…」

 ノイがもう一歩踏み出した瞬間、アナクティシーは、遂に、彼女の隠していた本心を爆発させてしまった。



 「いい加減にして!!私は、神と崇められるのには相応しくないっ!!私は、両親とは、シェラとは違う!!自分のエゴでしか物事を考えられない私なんて、パラディゾ家で生まれてきたことすら烏滸がましい!!もう止めて!!私を神の使いだと呼ぶのは!!神と崇めるのは!!」



 そう叫ぶと、アナクティシーは床に崩れ落ちた。その様子を、驚き、目を見開いて見つめていたノイは、静かにアナクティシーの隣に腰を落とした、シェラペティーに視線を動かした。


「私は、シェラとは違う…神なんかではない…」



 「アニー。私と、アニーは違うよ。」



 「え…シェラ…」

  アナクティシーは信じられないと言う様にシェラペティーの桃色の瞳を見た。


 「私がただの気弱な、アニーに守られるだけだと思った?」

 シェラペティーは真っ直ぐにアニーを見つめ返した。


 「そ、そんなことは、でもっ、シェラ‥」

 「私は、生まれつき回復魔法の才能があった。でも、アニーにはなかったでしょ。必死に私達に隠そうとしてたけど、お母様もお父様も、私も、気づいてたよ。」


 「!!…そうよ、私とあなたは違う。私には、何の才能もない。家族には馴染めない。神の一族を名乗る資格もない。私には…何もない…っ!!」

 アナクティシーは床にポロポロと涙を溢し、ノイは黙って二人の行く末に耳を傾けた。


アニーは、努力したよ。

努力したから、今があるんでしょ。

私は、出来ないことは出来ないって諦めちゃうのに。

アニーは絶対に諦めないじゃん。


私とは、違うでしょ?

 シェラペティーは立ち上がり、姉に手を伸ばした。



 「アニー、もう、泣かないで、下さい。わたしは、家族思いのアニーのこと、大好き、です。」

 照れ隠しのように笑った少女の言葉には、先程までの大人びた様子はなく、またたどたどしい幼い少女の様に戻っていた。



 「…ごめんなさい。シェラ。」

 アナクティシーは自分の着ている藤色のドレスの袖で、涙を拭った。


今回の話は、完全に真面目なやつなので、結構真剣に後書きも書きますね。うん。あ、ダメだ気を抜いたらすぐボケて変な方向に手が動いてしまう!!パソコンのタイプが!!思った通りに行かないっ!!あぁ!!ダメだ!!私の手、耐えるのだ!!理性を保って…ぎゃああああああああっ!!うふふ。あははははははは☆


ブクマ、増えてて、マジで嬉しいです。ありがとうございます。YouTubeもやってるので、良かったら覗いてみてくださいね!ブクマ、感想、よろしくお願いします!!

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