ロリだー!!だけど、芯の強い子だー!!
アメリカ生活、きつい…あーーーー!疲れたー!!トレスメンバー、もっと働けよっ!!
第十六章
「あの…失礼ですが、パラディゾ侯爵家の御息女であらせられますか…?」
「えっ…」
突然の問いかけに、アナクティシーはとても動揺していた。
『最近この辺りである特定の魔法を使える人を探してるっていう変な男がうろついてるらしいんだよ。』
『回復魔法、得意だろ?気をつけるんだよ?何かあったら大変だ。』
ミセス・キューリの言葉がアナクティシーの脳裏に蘇る。
「あ…人違い、でしたか?長い白髪の持ち主だと聞いていたのですが…」
そう言って困ったように頭をかいたのは、黒髪と碧眼で長身の男だった。年は確然たる予想が付かず、まだ若くも見えるが、二十歳を超えていると言われても納得できる容姿だ。
ーこの男性が最近噂されている不審な人物…?
「…どうして、その方々を探しているのですか?」
アナクティシーはシェラを自分の後ろに引き寄せながら勇気を出して聞いた。
「それが…共に旅をしている仲間が高熱で倒れてしまいまして…どなたか、彼女を助けてくださらないかと…」
「…病院は?この街にも、人気は感じられませんけど、病院はありますわよ?」
「その…病院はちょっと…」
ーやはり怪しいわ…病院にいけないなんて、犯罪者か何かなのかしら…
アナクティシーが考え込む様にしばらく黙っていると、意外な人物が口を開いた。
「お金、無いの、ですか?」
「シェラっ!!」
アナクティシーは慌ててシェラペティーを自分の後ろに隠した。
「?お金…はい、確かに無いですね…」
男はがっくりと肩を落とした。よく見ると彼の体はとても細く、もう何日もろくに食べ物を口にしていないと言う様な状態だった。
ーお金が無いという点では、嘘を言っている様には見えないわね…
「…わたし、助けたい、です。困ってる人は、ほって置けない…です。」
「シェラペティー…」
アナクティシーは妹の言葉に戸惑い、その桃色の瞳を真っ直ぐに見つめた。シェラペティーはそれに怖気付くことはせず、アナクティシーを強く見つめ返した。
「…わかりました。妹に免じて、一度だけ、わたくし達の力を使って差し上げますわ。でも、わたくし達に関わるのは、これで最後にお願いします。」
「分かりました。心得ます。」
アナクティシーの強い言葉に、ノイは躊躇いながらも頷いた。
「案内して、下さい。お仲間さんのとこ。」
おやすみなさい。永遠に。って言葉を、今日、学校で友達に教えました。それを言われた日本人の子は、ガクガクしてた。あはは。




