不審者の正体とは。
投稿遅れまして大変申し訳ありません。てか、私の作品を見てくれる方は。ほんの数人しかいないんですけどね笑
第十三章
「すみません、何か、おすすめの食材などはありますでしょうか?」
「うちのおすすめはなんて言ったって自家製キュウリだよ!ほら、美味しそうだろう?」
ノイは店の女主人から差し出されたキュウリに目を向けた。
「キューリ雑貨店のキュウリ、ダジャレみたいだが、その味は保証するよ?」
女主人から繰り出された強烈なウインクをノイはサッと交わすと、キュウリを受け取った。
「では、これをお願いします…何か、安価で空腹を満たすような物が欲しくて…」
「…アンタ、よくみたら痩せ細ってるじゃないか!!ちゃんと食事、とってないのかい?」
女主人が心配そうにノイの体を見る。
「実は共に行動している者が体調を崩してしまいまして…少し金欠といいますか…」
「そりゃ大変だねぇ。この辺りの街の人間は、誰も病気なんてしないっていうのに。」
「…?どういう事ですか?」
「パラディゾ侯爵様のおかげさ。魔法を常時発動させて、自分の領地の民を守って下さってる。あのケチな王様とは大違いさ。」
「凄い方なのですね…!」
「そりゃあそうさ。なんて言ったってあのマリオ様の血を引いているからね!!…おっと、もう店じまいの時間だ。悪いけど、今夜は知人との約束があってね。買い物は、それだけで大丈夫かい?」
「ああ、はい。貴重なお話、大変痛み入ります。」
「これはこれは丁寧に。それじゃあ、また来てくれよ!」
女店主は大きな笑顔で笑うと、ノイに手を振った。ノイもまた、手を振り返しながら店を後にした。
ーはぁ…ディケの看病代と食費で私のお金はもう…一刻も早く回復魔法が使える人を探し出さなくては!!あっ!!またやってしまった…先ほどの女性にこのことを尋ねるのをすっかり忘れていた…彼女なら知っていたかもしれないというのに…!
ノイは後悔のため息を漏らすと、キュウリを一口かじった。
「…確かに美味しい…って、そんな場合ではっ!!あっ!あそこに人が!!すみません!!この街で回復魔法を使える方をご存じではないですか?!!」
再び動き出した不審な男に、街の者達の不信感は高まるばかりだった。
不審者の正体は、 ノイくんでしたね笑笑。ノイくん、頑張れ。捕まらない様に。頑張れ。犯罪、犯しすぎだよ。あはは。




