1話 転移
僕の名前は森健太、そこら辺の男子高校生だ
まあいつものように魔王ダンジョンをプレイしているのだが、何故かダンジョンを作ろうとしようとするが出来ない。
そこにはあなたは魔王になりたいですか?と書かれていた。
「は?もうなってるやん」
と言うが返事してくれる訳でもなく、何故か腹立った。
「まあとりあえず、なりたいでいっか」
ポチッとクリックした
冷蔵庫でシュワシュワレモンでも飲もうと冷蔵庫に向かっている最中、冷蔵庫で階段を降りていると妹の愛がテレビを見て大笑いしていた。
「何笑ってるねん」
「いや最近、異世界ダンジョンって流行ってるらしいじゃん」
「うむ」
「ニュースで魔王に俺はなるって言ってるやつがたくさんいて、それ見て笑ってたんだよ」
「ふーん」
まあ世界は広いからな。そんなやつどこにもいるんだろ。
とりあえず、シュワシュワレモンを飲もうと冷蔵庫を開けた瞬間、知らない所に転移されていた!
「は?」
「は?」
「は?」
「どこやねんここぉーーーー!??」
ちょ待てよ。なんだこの展開、小説サイトで見まくった展開すぎるな!
「ってことはまさか、ここはあの異世界ダンジョンってことか」
なんか一瞬で察してしまったのだが?
「ハッハハッハハッハハッハハッハハッハハッハハッハハッハ」
「何笑っているんじゃ」
と言うなんか宙に浮いている幼女がいた。
「え、見られていたん?」
つい、心の声が出てしまった。あ、やべ今思うと恥ずかしすぎだろ。こんな草むらに一人で笑っているんだぞ。引かれたやつやん。
「あの誰でしょうか?」
「わしのことか? わしはお主をここに転移させた者じゃ」
あ、はい、この展開はあるある展開ですね。まあここでしつかりと好感度を上げるとなんかいいことあんだろ。
「あの、、とてもお綺麗ですね」
「はぁ 普通は転移させたことについて、最初に聞くのに、なんで最初に褒めるんじゃ?」
あ、確かに変だったかもしれないw
「確かにそうですね!なんで転移させられたのでしょうか?」
「変なやつじゃな。まあいい教えてあげるのじゃ!」
「お主は異世界ダンジョンを知っているな」
「はい」
「あのゲーム、わしが作ったんじゃ」
「ん?」
「へ?」
「シュワシュワレモン飲みたい」
何故かシュワシュワレモン飲みたいという思考になってしまったのはわかるが、今、異世界ダンジョン作ったと言っていたよな。
「どよこと?」
と言う言葉がとっさに出た言葉であった。