力の制御
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「この人たちをとりあえず起こさないとな……」
力の制御が出来なくて無差別に効果が出てしまうらしいな……
「あの大丈夫ですか?」
そう言って2人の体を軽く揺らす。
先に男の人が起きた。
「何者ですか?」
男の人が距離を取り、こちらを睨む。
「敵じゃねぇよ!なんか、襲われてたから、助けに来たんだけど……力が制御出来なくてあなた達も眠ってしまったようで……」
男の人は周りの倒れている男達を見て何かを察したようだ。
「……嘘は言ってないようですな。」
「そんな事より、周りのヤツらがいつ起きるかも分かりません。そこの女の子を連れて安全な場所に行きましょう。」
「このすぐ近くに街がありますが……馬がダメになっているようですな……、」
「怪我を負っているようですが歩けますか?」
「えぇ、なんとか……」
俺は寝ている女の子を担いで近くの街へ向かった。
そして街の入り口までやってきた。
入り口には門番がいて、こちらを止めた。
「止まれ!ここから先に進むのなら一人銅貨3枚、払ってもらおうか!」
やっぱり金が必要か!どうする……?持ってねぇぞ……
「こちらの方と背中の女の子の分も合わせて銅貨9枚です、」
「ちょっ!」
「いいんですよ、我々は助けて貰ったのですから。」
「……7、8、9、確かに9枚頂いた。通っていいぞ!」
「とりあえず、宿にいって治療をしましょう!」
「分かりました。」
男の人の提案の元俺らは宿に向かった。




