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なんか転生させられたみたいです……

普通的高校生活!!という作品と同時進行で書かせて貰うことにしました!記念すべき第一話です!異世界モノをやってみたくて書き始めました!どうぞ宜しくっ!(*`・ω・)ゞ

「ここは……?」


辺り一面草原。心地よい風がそよそよと吹いている、なんで俺はこんな所にいるんだっけ?


「えっと……たしか……」


仕事帰りに銀行でお金を下ろそうとして……銀行強盗がきて……そこからどうなった?


『あなたは死にましたよ』


「!?……誰かいるのか?」


『私はこの世界の創造主です。』


……はぁ?何を言ってるんだコイツ。


『あなたが混乱するのも無理はありません。あなたは元いた世界であの後強盗犯に射殺されましたから。』


は!?殺された!?どういう事だよ!?


『逆らったらころす……と見せしめのために殺されたのがあなたです……ほかの方はなんとか助かったようですが……』


「ちょ、ちょっと待ってくれよ!?じゃあ俺はこれからどうなるんだよ!?ってかなんでこんな場所にいるんだよ!?」


『落ち着いて聞いてください。この世界の名前はアルナム。あなたはこれから、この世界、アルナムで生きて貰います。』


「はぁ!?一体全体どういう事だよ!?」


『端的に説明すると、あなたはこの世界に元の体のまま転生したのです。』


異世界転生したって事かよ……!?小説の中の話だけじゃ無かったのかよ……!?


「生きてもらうって言われてもこの世界がどんな世界かも分からないのにか!?」


『まずはこの世界のことについて説明しましょうか。この世界、つまりアルナムには様々な種族がいます。あなた方人間の他にエルフ、ドワーフ、さらには獣人などがいます。そして、それらの多くは冒険者としてダンジョンと呼ばれる迷宮に潜って生計を立てています。』


「この世界のことはわかった。でもダンジョンに潜って生計を立てるひとが大抵って事は俺も冒険者とやらにならないとこの世界で生きていけないって事だろ?戦闘技術も武器も防具も金もないこの状態じゃあどうにもならんだろ?」


『あなたの言いたいことはよく分かります。てすが安心してください。あなたには私が恩恵を与えました。』


「恩恵?」


『はい、あなたは元いた世界で、音楽が趣味でしたね。』


「あぁ、そうだけど……?」


確かに俺は音楽を聴いたり演奏したりすることが大好きで、今では大抵の楽器はプロとまではいかないが演奏できるまでになった。


『それこそを恩恵にしました。』


「どういう事だ?」


『あなたが向こうでいろいろな楽器が演奏できていたのはこの世界でしか発現しないはずのスキルというものが原因不明であちらの世界で発現してしまったからなのです。』


「ちょっと待て、確かに周りの人から飲み込みが早いとかは言われていたが、それだったら恩恵にはならなくないか……?そもそも、元から発現していたものって事だろ?アンタの話曰く。」


『だから、恩恵にした。といったのです、』


「?」


『あなたが演奏する曲には様々な力が宿るように致しました。』


「それが恩恵って事か?」


『その通りです、貴方はその力を使ってこの世界で自分の好きなように生きてください。そして今度こそ幸せな人生を……そろそろ時間が来てしまいました、それではあなたの異世界生活に幸あらんことを。』


「あっ、おい!ちょっと待ってくれよ!」


……言っちまった、まだ色々聞きたいことがあったのに……これからどうしよう……

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