表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/18

2-1 絶望と涙に満ちていても・・・

昔話は平仮名を多く使ってます。

読みにくいかもしれません。

サブタイトルの形式はプロローグ以降は変わります。

アルリア家ry・・・方式もでてくることがあります。

これから少しだけ昔話をしよう。

少し昔のお話を。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇


むかしのことです。ある村には一人の女の子がうまれました。

うつくしいぎんいろのかみとやわらかくて白いはだ、うすい水色のひとみをしていて村人みんなにかわいがられました。

女の子はおどり子をしていたははおやがぐうぜんできた子だったのです。

それでもみんなは女の子をかわいがったのでした。


二年たって女の子はひといちばいつよく、やさしくそだちました。

じぶんより年上の子どもたちといっしょにけんのけいこをならいはじめました。

つかえる人の少ないこふうのけんじゅつやぶじゅつもつかえるようになりました。


でもある日のことでした。

村にまじゅうがおそってきました。

人々はにげました。


でも女の子とははおやはにげおくれてしまいました。

まじゅうは女の子とははおやをおそいました。

ははおやは女の子をかばってしにました。

女の子きょうふとかなしさにつつまれました。


女の子はめざめてしまいました。

まっかな目になってしまいました。

ちにおちていたたちをひろいあげ、まじゅうをきりました。

きって、きって、きりまくりました。


村は女の子の目とおなじあかいろにそまりました。

村のみんなはそれをみると女の子をばけものだといいました。

まっかな目のばけものがまじゅうをよんだのだといいました。


その日から女の子のあつかいはとてもひどくなりました。

たくさんいじめられて、いみきらわれました。

女の子はくじけませんでした。

たくさんはたらいてもっとつよくなろうとがんばりました。


ある日、女の子がけいこをおえてそとにでるとみんなしんでいました。

おおきなオークがたっていました。

オークはのこりのひともどんどんころしていきました。


女の子は思いました。

オークをたおせたらみんなまたなかよくしてくれるかもしれいなと・・・


女の子はまたたたかいました。

ずーとたたかいました。

あかい目になってたたかいました。


女の子はぼろぼろになってかちました。

村にもどると女の子はみんなにいじめられました。

おまえのせいでみんなしんだのだと。

村には女の子のいばしょはとっくにありませんでした。


ははおやののこしたたちをもってさりました。

女の子は雨の日も風の日も一人で歩きました。

女の子はひとをしんじることができなくなりました。

ぜつぼうにあふれたせかいで一人あるきつづけました


◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「いらない・・・」


淡くも艶やかな月の光がてらす森の中でただ一人たたずんていた。

プラチナブロンドの長い髪と赤い瞳が全てをうつしている。


「ガルルゥゥ・・・」


自分の四倍はあるだろう銀狼に怯えもしないでただ単に太刀をかざす。

銀狼が地を蹴ると同時に太刀を振るう。


「はぁああああー」


銀狼の首が次の瞬間に落ちた。

幼き少女は絶望にあふれた赤い目で月を見る。


この世界はもうとっくに救いようなんてなかったんだ。

汚れてしまった心に夢なんてなくて、これからも続く明日に希望なんてない。

嘘で出来た偽りの世界なんていらない。


倒せるはずなんてない化物に少女はまたただ太刀をかざす。

もしかしたら彼女は本物の化物になってしまったのかもしれない。

夜は長い。彼女はまたただ戦う。


彼女はまだ知らない。

これから出会うだろう彼のことを。

彼女の人生を大きく変えた小さな奇跡を。

幕が開ける。長い物語の最初の幕が・・・

評価、お気に入りください

感想くれたら返信します

おねがいしまぁぁああす!

新しく発売された時の番人ほしいですね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ