小説の在り方
この話の重要な部分は前の方です。後ろの方は無視しても構いません。いや、無視はしてほしくないのですが…雰囲気が壊れるので、前の方で気持ちよく終えたい人はどうぞ〜。ちなみにあとがきもよろしくです!
ある日の昼時
僕はノートを広げシャーペンを取り出した。
そして、僕はノートに文字を入れていく。
文字を生み出す瞬間、とても気持ちよくて嬉しい気持ちになる。
シャーペンとノートがこすれる音も好きだ。
今、ノートに書いているのはパッと思い浮かんだ話。
つまり小説。
『小説』とはどういう意味だろう。
最近僕はそう思う。
辞書に書いてある意味ではなくて、人一人にとって『小説』とはどういう存在なのか。
人に見せる為、自分自身の為、好きで書いている、しょうがなく書いている、思い浮かんだ話を忘れない為に書いている。
きっと人それぞれだと思う。
それは読む側でも同じで、好きで読んでる人や、暇潰しで読んでる人がいる。
でも、その内のどれが正解なんてない。
だって、それが、その人にとっての
『小説』なのだから。
「七詩君、何書いてるの?」
突然僕の後ろから声がして、振り向くと、その声の主はノートを覗いていた。
「わぁ!!!禿鷹さん!何覗いてるんですか!?」
僕はノートを隠さなければと焦ってしまって声が裏がえってしまった。
そんな僕を見て笑いながら禿鷹さんは、
「そんな減るもんじゃないし、ちょっとぐらい見せてくれよ」
と、僕に寄りかかりノートを取ろうとする。
「減ります!恥ずかしくてこの世に生きたいって気持ちが減ります!」
僕は、両手にノートを持ち、手を精一杯伸ばしてなんとか取られないようにする。
すると、禿鷹さんは諦めたのか、僕から離れるとこう言った。
「そうかい?中々良い事書いてるじゃないか。[その人にとっての小説なのだから]とか」
…
…
…
…
…
…へぇ?
「ああぁぁぁ!!!見てるじゃないですかー!!」…そして、今日も平和に過ぎてゆく。
ども、フロドです。沢山の作者が居る中で僕の作品を見てくれるだけでも感謝です。本当にありがとうございます。え〜この話を書いたキッカケですが、最近『小説』とはなんだろう?と本当に思っていまして、もしかしたら、この気持ちに共感できる人が居るんじゃないかと思い、この話を書きました。決して散髪屋で待ってる時間が暇だから書こうという気持ちで書いたのではありません。……たぶん。それで、前の部分が出来、「いざ、投稿!」と思いきや、最低600文字というルールを忘れていまして、ハイ…後ろの部分が出来たわけです。ハイ…。まぁ、前々から2人を出す機会を探していたのでちょうど良かったです。2人の事は僕の作品「作者と登場人物の関係」に書いてあるので、気になる方は見てください。さて、まだ中途半端な作品が多いので、そちらも完結に向けて頑張りたいと思います!