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説明

目を覚ますと広い青空に白い雲、暖かい陽の光と微かに漂う潮の香りに迎えられた。これは夢か?夢にまで見たアドリア海か?だとしたらかなりリアルだなあ、と呑気に思う。しばらく寝そべったままでいたが、体を起こし、欠伸を大きくすると、辺りを見渡す。一緒にいるはずの相楽を探すためだ。相楽は砂浜の上に座り込んでいた。私が近づくと、相楽はこちらを向いて自分の足下を指差した。そこにはハンドガンとリュックが二つずつ置いてあった。それを手に取ると、目の前の砂から一人の体が浮き上がって来た。その体は女性で、どこか見覚えのある顔だった。それが誰であるかを自力で思い出す前に相楽がその答をいった

「さっきのノーパン女じゃん。

何でここにいるの。」

マナーもへったくれも無い言い方だったが、女の方はそれを気に留めずにいる様だ。

「やっぱり覗いてたのね。つーか、私も好きでこんななんじゃ無いからね。ちゃんと理由があるからね 私には性器に手を突っ込んでる間だけ空間を繋ぐゲートを作る能力があるの。変態だなんて思われたく無いわ。」

「へー、で、何でここにいんの?つーか、ココドコ?」

「っおおっと忘れてた、それはね、何と-」長いので省略。

要約すると、ある日未来から来たという男が現れて相楽やこの女の様なしょうもない能力の者が普通特殊能力といったら思い浮かべるサイコキネシスや無制限のESPなどの能力者に殺戮される未来が迫っていると言った。そこで、それに対抗する為に人を集めて力をつけようとしているとの事だった。

それで、ここは未来の技術で作られた空間で、マトリックスみたいなもんで、ここで鍛えてたら体の方も鍛えられるからここで修行しろと言われた。そして「やる事リスト」と表紙に書かれたノートを渡された。

「頑張ってね。応援してるよ。じゃあ」

女は別れの言葉を言うと、また地面の中へ戻って行った。つまりこれから二人でやる事リストに載ってる事を全部しないといけないらしい。私は事態をのみこむのに精一杯で気付かなかったが、相楽は私に指摘をしてくれた。

「能力って、お前関係なくね。」

「••••••確かに」今更気付いた事だが、大事な事である。私はただの一般人なのだ。とても、謎である。

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