握手
「だから、一緒に世界を・・・・・・」
しかし、それをさえぎって、
「いや、まて。意味が分からん。なんで街で呼び止められて、ニコニコ笑顔の
変なやつにそんなことを頼まれなきゃいけないんだ?」
と言う。すると、男は少しだけ落ち込んだような表情になる。
「変・・・・・・・・・でしょうか・・・・・・。」
そこでしょうか!?と思わず突っ込みたくなったが、デュライアはそれを
心のどこかに追いやり、妥当な質問を投げかけた。
「ああ、変だ。だが、今はそんなことはどうでもいい。世界を救うとは一体
何のことだ。納得のいく説明を求む。」
しかし男は、軽い口調でさらりと言った。
「詳しいことは、後で説明しますよー。とにかく人手が足りないんです。
仲間になってください。」
納得などできるはずがない。だが彼は、薄く笑みを浮かべて、
「いいよ。仲間になってやる。どうせこのままここにいても、気がめいる
だけだ。」
と、男のもとへ手を差し出す。
「よろしく。俺はデュライア・ファルゴーツだ。お前は?」
すると男は、満足そうに笑い、
「私は、シャオと申します。デュラ君、これからよろしくお願いします。」
と、彼も手を差し出し、軽く握手をした。
短っ!!
すいません。