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登場人物紹介


登場人物


主要キャラ




カイン(零)


【現在】

 アングリア=ナハト帝国で活躍するC級冒険者。三十八歳。黒髪短髪で筋肉質。英雄。

 いつもはふらふらとしており、金に困れば冒険者の仕事をしている。酒と女が大好きな男だが、人たらしの素養があり嫌われるのはごく一部からのみ。酒を呑むなら樽が消え、女を抱くなら娼館が空になる。正しく豪放磊落を絵にかいたような人物。またうっかり属性も有しており、常識に欠けていること多数。しかしそういったギャップもまた人から愛される所以なのやも……。

 そしてひとたび愛する者に危険が迫ったらならば、伸びていた鼻の下を戻し、眦を吊り上げ、一騎当千の覇者となる。


【過去】

 大陸の東端からさらに大海を超えた島国出身。魔法が使えないことで迫害され、初恋の少女も守れず、最期は母も失い、失意のうちに出奔。魔法に頼らない力を求め大陸を横断している最中に、皮肉にも固有魔法に目覚める。そうして十八歳の時、大陸の西端にてグナーデン王国王女エカテリーナと出会い、彼女の守護騎士としてその名を世界に轟かせる。

 しかしなぜか王国でクーデターが起き、エカテリーナによって娘シャルティとともに三百年後の未来に飛ばされる。

 ちなみにカインにとってエカテリーナは初めての女性。



 保有する魔法は〈覇道を行く者〉。

 〝子孫を残す〟という自然の摂理を失う代わりに一代限りの絶大なる力を宿す代償魔法の極致。

 三百年前の世界では大気に魔力が満ちており、それを用いることで人々は魔法を行使していた。しかしこの魔法は発動から行使に至るまで体内で完結するものである。ゆえに大気魔力を用いる一般魔法が使えず迫害を受けていた。幸か不幸か、体内で魔法が完結するということはすなわち、()()()()()()()()()()()ということ。だからこそカインは魔力の消えた未来でも魔法が行使できるのだ。




シャルティ


【現在】

 帝立騎士学校で騎士になるべく励んでいる十六歳の少女。母親譲りの金髪碧眼で、髪は後ろで括っている。美乳。

 英雄の娘ということで周りからはその実力を見込まれ、またその見目麗しい姿も相まって、周囲からの期待に応えようと背伸びをしている。しかし本当は朝起きるのも苦手だし、野菜も苦手。

 カインのことは大好きだが、他の女性の所に通うのはやめてほしいと思っている。なんなら自分……(自主規制)。

 

【過去】

 グナーデン王国女王エカテリーナの一人娘。六歳の頃、クーデターによってカインとともに三百年後の未来に跳んだ。

 幼い頃の記憶はあまり覚えていないが、なぜかカインがシャルティと距離を取っていた疑問は覚えている。遠巻きながら見ていたカインは強く、周りからの称賛を一手に引き受け、初めて恋をした相手でもある。しかし父親として一緒に暮らすようになっても最初の二年間はお互いぎくしゃくしていた。

 そしてなぜか南部戦役の後、赤子を抱いて帰国してからは恐る恐るだがカインから距離を詰めだした。それが嬉しくて、でも大人の女性としても見てほしいから素敵な女性になろうと努力した。丁寧な言葉遣いはそのため。




サージュ


【現在】

 帝立國學院にて研究に没頭している八歳。茶色い髪をツーサイドアップにしている。眼鏡っ娘。

 本来は六歳から六年通う帝堂を僅か一年で修了した天才。理系と文系双方を修学する帝院でも稀有な学生。ちなみに眼鏡をかけているのはおしゃれ。

 研究に没頭すると周りが見えなくなるのが欠点だが、カインがそれも個性だ! と言っているので本人はあまり気にしていない。しかしそのカインがあまりにも常識外れなので心の中では嘆息している。

 甘いお菓子が好きでよく買収される。おだてられるのも大好き。


【過去】

 ???




エカテリーナ


【現在】

 ???


【過去】

 慈悲と愛に満ちたグナーデン王国の王女にして女王。あだ名は『奔放姫』。大陸を横断してきた零に「カイン」という名を授け己の守護騎士に任じた。爆乳。

 隣国の王子であるトライゾンを婿に取り、シャルティという一人娘をもうける。


 保有する魔法は〈時間〉。

 僅かな時間、時を「止める」・「戻す」・「進める」ということができるもの。しかし彼女の努力と才によって「あり得たかもしれない未来」を引き寄せることも可能となり、奥義として「時間跳躍」に至った。それを用いてカインとシャルティを未来に送り届けた。


 実はもう一つ固有魔法を有しており、〈予知〉ができる。

 己が望む未来も望まない未来も見通すことができる。しかしどのような過程を辿ろうとも己の死も未来における世界崩壊も覆せなかった。それがカインと出会うことで一筋の光が射す。そもそもカインと出会うことはどの世界線でも存在しなかった。だからこそエカテリーナはカインに名を与え、傍に置いたのだ。その結果クーデターでの己の死を覆した。

お読みいただき、ありがとうございます!


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