表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女を信じることは難しい  作者: ミュー
1/3

男がそうなった訳

「好きです!付き合ってください‼︎」


気温はもう少しで30℃に達しようとしていたある夏の日、俺こと高校2年生 "無空 進"は教室で女子に告白された....


話が少しずれるのだが、俺はこの世界には大きく2種類の人間がいると思う。


1 告白されたことがある人

2 告白されたことがない人


俺は今このシーンから分かると思うが当然前者だ。

だが、俺はこの告白になるつもりは無い。 


断じて無い‼︎


理由は単純明快だ、この告白が罰ゲームだともう知っているからだ。

周りに取り巻きは見えない..というか教室には誰もいないのだが、どうせ廊下です耳を潜めているに違いない。

俺は女なんて絶対に信用しない!してはいけないと心に決めている。


ここで、俺がどうしてこうも女を信用しないのかを説明する必要があるだろう...


時は小学校の時まで遡る〜


俺は太っていた(今はもう痩せ、標準よりちょい下くらい)ため、よく他人にからかわれていた。


だか、そこで重要なのは男子と女子とでからかいが全然違っていたとういうことだ。

男子のからかいは

「お前太ってんなw横綱目指してんの?」

とか

「もう食えねえ、進あと食ってくれ!」


と言った軽〜いからかいと言うかおふざけというかそんな感じだった。


だが女子は違った...

「うわーあいつマジきも」「視界に入んなよ」

と、いったことだ!だが俺は耐えていた。その理由はいたって単純。その時の俺は太っている俺が悪いと思っていたからだ。


そんな俺の心を1番傷つけたのは、

何を隠そう.."告白罰ゲーム"だ。


あの時は本当にショックだった。クラスで1番かわいい女子から


「明日の放課後教室で待ってて。」

と言われた。


俺はその子に告白されるのだと思った。当時、男子の中でその子は可愛いな~と、よく話題になっていた。


そんな子から告白されるんだと思った俺は、とても嬉しい気持ちになり、その日の夜は眠れなかった。

次の日、放課後教室で、俺の思った通りその子に告白された。俺は当然告白を受け入れ、俺の思った通りその子に告白された。俺は当然告白を受け入れ、彼女とそのこと付き合うことになった。


次の日、嬉しさのあまり早く学校に着いた俺は教室に入ろうとした時、とんでもないことを聞いてしまった。

教室から何やら女子の楽しそうに話してる声がしたので廊下からそっと耳をすませてみると...


「いやー昨日のあいつまじキモかったわ」


「私が告白した時、よ、よ、よよろしくお願いします‼︎だってさ、笑まじうけるんだけど」


「ほんとそれな笑、昨日廊下で笑いこらえるの必死だったんだから笑笑」


「ほんと最悪二度とこんな罰ゲームやりたくない笑冗談でもあんなきもい豚になんて告白なんかしたくないわよ」


その子はいつも一緒にいる2人と教室でそんな話をしていた。


それを聞いたとき俺は言葉で表せないくらいショックだった。その日はもう授業受ける気にもなれず、歩いて家に帰った。


小学生の時の俺は、自分の太っているこの姿が悪いのだと思った。小学生の俺は、馬鹿でそして純粋すぎた。

その日から俺は学校にもいかず、家で筋トレを始めた。1年くらい経ち、体重は減り、見た目も良くなった...と思う。


うちの親は放任すぎるほど放任主義なので特に何も言われなかった。(別に虐待を受けていると言うわけではない)


1年ぶりの学校、その子にギャフンと言わせてやるんだ!

と思い教室に入ってその子の前に立った。

するとその子は突然目の前に立った俺を見て驚いたんだろう、そして気持ち悪いものを見るかのような目で、憎悪のこもった声でこう言った。


「気持ち悪」








誤字等ありましたら、知らせいただけると幸いです。

是非ポイント評価よろしくお願いします‼︎

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ