高村 省吾
フィクションです。登場する人物・団体・地名・施設等は全て架空の存在です。
実在する人物・団体・地名・施設等とは一切無関係です。
高村 省吾 高村ボデー社長
鉄とアルミの魔術師と呼ばれる凄腕の自動車板金工。
叩き上げの職人で、手を動かさず理屈ばかりこねる奴は嫌い。
曲がった事は大嫌い。根性であろうがフレームであろうが叩き直す。
凹んだものはフェンダーであろうが挫折した心であろうが直す。
家庭菜園のキュウリを真っ直ぐにしようとして奥さんにこっぴどく叱られた事が有る。
「キュウリやナスは真っ直ぐに出来んけど、フレームは真っ直ぐに出来る」(高村)
フェラーリの様な高級車からジャンクのモンキーのフレームまで何でも完璧に直す。
「モンキーを組むんやったらフレームを持って来い。先ず修正してからや」(高村)
廃車寸前の事故車でも新車同然に直してしまう。
中古車査定士でも事故車と見抜けないほど完璧に直す。
「ま、職人の意地と遊び心やな」(高村)
高村ボデーは安曇河にある老舗の自動車板金修理店。
高嶋市の自動車板金修理のパイオニア。
京都・大阪の高級外車を扱うお店から仕事を受ける高い技術を持つ。
市内で最も工場内の整理整頓がされた会社として有名。
『美しい仕事は美しい工場から生まれる』がモットー。
速人のモンキーの外装を塗ってくれたのはこの人。




