猫2
拙い文ですが読んでいただけたらと思います。
いろんな意味で声が出なかった私は、女の子を見上げた・・・。
大丈夫ですかー? おまわりさんは呼んではないですけど・・・。すぐそこに交番がありますからいきませんか?
交番あったのか近くに! 初めてきたところだからわかんなかったよ!
交番へ行くため立ち上がると、にーにーと鳴く子猫 そして女の子を見下ろす形になる私(186cmありますからね)
女の子は、あー子猫だ 守ってたんですか? 背が大きいですね と言われた。
(うんそのとおりなんだけど・・・。)
とりあえず交番へでも、いきなりおまわりさんに「はい、猫落ちてました」とわたしても飼うゲージないだろうしと、近くにあったスーパーで小さな段ボール箱をもらい、女の子に子猫用のえさをお金を渡して買ってきてもらった。
交番へ行くと、巡回中で・・・用事があった私は女の子が残るというので子猫の入ったダンボールをお願いすると大通りへ足を運ぶ・・。
「痛い思いしたけど子猫が無事でよかったなー」と呟いた。
用事とはコミックを買うため自宅から離れた大型書店に行くこと、楽しみにしていたコミックが発売されたと聞き今日は来たのだ。
(書店の店員には傷バンを貼った顔を見て怪訝そうな顔を一瞬させていたけど・・・。)
数日後
また、コミックを買うため自宅から離れた大型書店にくるとあの女の子がたまたま立ち読みしていた。
「すいません」と声をかけると 女の子は驚いて振り返り・・あーこの前の、傷はもういいんですかー?(傷バンはがしてたし)
「この前はすいませんでした押し付ける形になってしまって・・・」
だいじょうぶですよー 休みでしたからー すぐおまわりさんが来て理由を話したら分かってくれて飼い主が見つかるまで世話してくれると言ってくれたんですけど・・・私が帰ろうとしたら車椅子(電動)にのったおばあさんが子猫が逃げまして届いてませんか?ってちょうど来られて子猫は飼い主のところに行きましたよ。
(飼い主のところに戻れたのか良かったなー)
「良かった、そしてありがとう」
ふえ? いいですよー 用事があったんですし
(言えない少女コミック買いたくて急いでたなんて)
飼い主のおばあさんはお礼が言いたいと言っていたんですけど・・?
あ、あそこにいるおばあさんですよー
目線を向けるとヘルパーさんに一部介助して貰い買い物をしているおばあさんがいる。
女の子が おばあさん と声をかけると
あらあら、このまえはどぅ~も、ありがとうねぇ
この人が猫をかばってくれた人ですよーと紹介されると、
まぁ、うちの子を助けていただいて有難うございました。怪我をされたと伺いましたが大丈夫ですか?
「ええ、だいぶ良くなってきましたし、傷も残らないみたいですから」車椅子に座るおばあさんと目線を合わせて話をする。
そうですかぁ、ほんとに有難うございましたぁ。
「では、子猫によろしく」「失礼します。」とおばあさんから離れる。ヘルパーさんと目が合い頷きあう
(うちのお客さんだったのか)ヘルパーは居宅支援を行う会社の同僚だった。
女の子がお知り合いなんですか?と聞いてくる。「うんまぁね、同僚だよ」
あの人いつも私が大学に行くときバス停で会うんですよ、挨拶してくれるんです。
あなたもヘルパーさんなんですか?私は大学に通って勉強中なんです。
(世間は広いようで狭いなー)(中学生かと思ってたらまさかの大学生・・。)
「うんまぁ、ヘルパーだけども介護福祉士って資格あるし介護士?」
そうなんですかー 大学で社会福祉士も合わせてとろうと思ってるんですよー
「それはすごいですねぇ」
はい、って女の子はメモ帳を取りだして何かを渡してきた・・・。
(これはメールアドレス?まさか!?)
私のアドレスです。もしよかったら、福祉の仕事のこととか少女コミックのこと話しましょう?
「なッなんで知って・・・あ」
私はビニール袋に入った買ったばかりのコミックのことを忘れていた。じっと見ている。
あなたのことだったんですね、たまに背の高い男の人が少女コミックだけを買いに来るってバイト仲間でちょっとしたうわさになってたんですよ、
(うわぁ、もうここにこれないな)
だめですよーまた来てくれないと会えないじゃないですかー
「あ、詰んだ」と一人呟くわたし・・・。
どうでしたでしょうか? 初めて書いたのでドキドキしてますがこれで完結です。
あと、男子も少女コミック好きです。