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詩集

結局はすり替え。

作者: ロースト

いちごは好きですか?


私はいちごが大好きです。彼もいちごが大好きです。…でした。というべきなのでしょうか。というのも、彼は死んでしまったからです。

 まあ、話が少しずれてしまいましたが…私がいちご好きなのも、彼のせいです。せいという言い方は変ですね、えーと、じゃ、おかげです。かな?というのも、彼と私が出会ったのはいちごのおかげでした。その時の私はそんなにいちごが好きというわけではなかったけど、彼が好きだったから好きになりました。

でも、いちご大好きの私は子供なのです。だって、いちごに嫉妬してしまうような子だから。ホント私って嫌な子だな。

 で、また話がずれちゃいましたね。今も私はいちご好きです。彼がいなくてもいちごは大好きです。というより、彼がいなくなって余計にいちご好きになりました。だって、彼が好きだったものだもの。なら、好きにならなきゃだめじゃない。言っとくと、強迫観念とか、そういうわけじゃないよ。ただ、彼が好きだから、彼が好きだったものを私も好きになりたいんです。わかりますか、そういう女心。

 彼が好き。いちごも好き。いちごが好き。彼も好き。どちらが正しいのか、それとも両方なのか、はたまたどちらでもないのか…。そんなのはあまり関係ないですよね。なら、どちらでもいいと思います。(どれでも)

 ただ、彼が好きだったものを私も好きになりたいんです。だって、じゃないと証明できないもの。彼が好きだったものを証明できないから。だから、皆にもいちご好きになって欲しいんです。

 ということで、いちご同好会に入部しませんか?


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