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ゲーマーはゲームのような異世界に転生して最高の人生を掴むようです  作者: 星海亘
第1章 昔日の記憶は導となる

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第27話 みんなで武具店




 神殿を出た一行は、商人街に向かう。

 ジョブが決まったので、武器や防具を買うのだ。


「ベネディクトゥスも装備を買って貰うからね」

「はい」

「あの、ルクス様」

「うん、ヘレナ、何かあった?」

「皆様の服を仕立てたいと思っているのですが、できれば良い素材で仕立てたいのです、大金貨を一枚お借りしても良いでしょうか?」

「あげるよ。装備を買ってから、ヘレナが必要なものを買いに行こう」


 ルクスはヘレナに大金貨一枚を渡した。


「ありがとうございます、ルクス様」


 ヘレナは真面目な表情で、大金貨一枚を受け取り、深々と頭を下げた。


「どういたしまして、さ、行こう」


 あっという間にリョーヒン武具店にやってきた。

 ルクスたちは子供用の武具売り場に向かった。


「いらっしゃいませ、本日はどのような装備をお求めでしょうか?」


 ベネディクトゥスが店員に声を掛けられた。


「子供用の装備と私の装備を一式買いに来たのだが……先に子供たちの装備を用意して貰いたい」

「かしこまりました。まずはお子様方の要望をお聞きします」


 店員は(かが)んでアランとバート、ラエティティアとクラーラの要望を聞き出した。

 ルクスに目を向けた店員は何かを思い出したように目を瞬かせた。


「以前、購入してくださったお客様ですね」

「はい、俺の装備は既にあるので、大丈夫です」


 ルクスは店員が自分を覚えていたことに驚きつつ、笑みを浮かべた。

 店員は子供たちの要望に合わせた装備を用意し、子供たちに見せていった。

 どれもピッタリな装備で、子供たちは大満足だ。

 それぞれが選んでもらった装備を紹介しよう。

 まずは、アラン。

 アランは騎士らしい装備を所望した。


【ミスリルの片手剣(子供用)】

子供用のミスリル片手剣。魔力を通すと更に切れ味が良くなる。

販売価格:10,000,000エン

【ミスリルの盾(子供用)】

子供用のミスリルの盾。子供でも持てる。魔力を通すと防御力が上がる。

販売価格:10,000,000エン

【ワイバーンの革鎧(子供用)】

子供用の革鎧。物理攻撃耐性と火属性耐性を持つ。

販売価格:20,000,000エン

【力の指輪】

筋力が上がる。

サイズ調節の魔法が付与されている。

販売価格:30,000,000エン


 クラーラは斥候らしい装備を所望した。


【ミスリルの短剣(子供用)】

子供用のミスリル短剣。魔力を通すと更に切れ味が良くなる。

販売価格:6,000,000エン

【ワイバーンの革鎧(子供用)】

子供用の革鎧。物理攻撃耐性と火属性耐性を持つ。

販売価格:20,000,000エン

【守りの指輪】

防御力が上がる。

サイズ調節の魔法が付与されている。

販売価格:30,000,000エン


 バートは魔法使いらしい装備を所望した。


【ミスリルの杖(子供用)】

子供用のミスリル杖。魔力伝導率が高く、魔法の発動が早い。

販売価格:10,000,000エン

【スパイダーシルクのローブ(子供用)】

子供用のスパイダーシルクのローブ。魔法攻撃耐性と火属性耐性を持つ。

販売価格:20,000,000エン

【守りの指輪】

防御力が上がる。

サイズ調節の魔法が付与されている。

販売価格:30,000,000エン


 ラエティティアは歌手らしい装備を所望した。


【聖なるマイク(子供用)】

ダンジョン産。子供用のマイク。どんな歌も味方を癒す効果が乗る。本来の歌の効果も発揮される。

販売価格:10,000,000エン

【スパイダーシルクのローブ(子供用)】

子供用のスパイダーシルクのローブ。魔法攻撃耐性と火属性耐性を持つ。

販売価格:20,000,000エン

【守りの指輪】

防御力が上がる。

サイズ調節の魔法が付与されている。

販売価格:30,000,000エン


「聖なるマイクは効果が良いのに、何で金貨一枚なんでしょう?」

「ああ、それは、歌手というジョブの方が少ないのと、子供用のマイクを使う人が殆どいないからですね」

「なるほど……」


 合計、金貨二十四枚と小金貨六枚になった。

 ルクスは大金貨三枚を店員に渡し、おつりを貰った。


「次はベネディクトゥスだね」

「はい、ルクス様」


 ベネディクトゥスのジョブは騎士なので、全身鎧でも問題ないが、手入れがとても大変なので、冒険者っぽく軽鎧を身につけることにした。

 その分、盾は大きいものを選んだ。

 ベネディクトゥスが選んだ装備は以下の通り。


【ミスリルの片手剣】

ミスリル片手剣。魔力を通すと更に切れ味が良くなる。

販売価格:30,000,000エン

【ミスリルの大盾】

ミスリルの大きな盾。魔力を通すと防御力が上がる。

販売価格:70,000,000エン

【ミスリルの軽鎧】

ミスリルの軽鎧。魔力を通すと防御力が上がる。

販売価格:30,000,000エン

【力の指輪】

筋力が上がる。

サイズ調節の魔法が付与されている。

販売価格:30,000,000エン


 ルクスは大金貨二枚を店員に渡して、おつりを貰った。

 店員はルクスにしたように、子供たちに丈夫そうな子供用の半長靴を渡した。


「当店は毎年、アフターサービスも行っています。是非、またお越しください」


 サービス精神旺盛な店員に見送られ、ルクスたちはリョーヒン武具店を出た。


「さ、ヘレナの買い物をしようか」

「はい!ルクス様」


 この後、ヘレナは暴走し、様々な色に染められたスパイダーシルクの生地を端から端まで求めていった。

 スパイダーシルクは魔法攻撃耐性のある布なので、まあまあなお値段だ。

 例えば、一メートルのスパイダーシルクの生地は大銀貨一枚で、反物にすると三十メートル乱(乱とは前後という意味)、小金貨三枚となる。


「あれ、さっき買った僕のローブよりも全然安いね」


 バートが疑問に思い、口に出した。


「ああ、たぶん加工代も含まれているからだろう」


 それにルクスが応える。


「職人の人件費と火属性耐性付与の代金も含まれているでしょうね」


 ベネディクトゥスが捕捉した。


「そうなんですね、だからあんなに高いんだ」


 そう言っている間にもヘレナは別の生地を買い漁っていた。

 綿のオックスフォード・麻のリネン・ウール・レース・サテン・ジャガード・チュールなど、様々だ。

 スパイダーシルク以外は、魔法攻撃耐性など特殊効果がない布なので、基本的に一メートル小銀貨一枚くらいだ。

 スパイダーシルクの反物は十色分で金貨三枚。あまり色が揃っていない為、十色だ。

 普通の生地は合わせて大銀貨三枚となった。

 大量なのに、大金貨一枚以内で収まってしまった。

 残りのお金はヘレナが今後も布を買うだろうから、と渡すことにしたルクスだった。

 反物は全てルクスのアイテムポーチに収納した。

 帰る途中で、ゼンイ商店でアイテムポーチを一つ購入したルクスは、ベネディクトゥスに託した。


「これ、共用のアイテムポーチとして使ってね」

「かしこまりました。ありがとうございます、ルクス様」


 ベネディクトゥスが恭しくアイテムポーチを受け取った。

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