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【第一章完結】ゲーマーはゲームのような異世界に転生して最高の人生を掴むようです  作者: 星海亘
第1章 昔日の記憶は導となる

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第23話 宝物庫のお宝




 宝物庫には多種多様な美術品、宝飾品、珍しい鉱物、ポーション、魔導書、武器防具など、ありとあらゆる価値あるものが置かれていた。

 中でも、ゲーム終盤頃に装備できるようになる武器や防具にルクスは惹かれた。

 しかし


(レベル制限があるから、今は装備できないな)


 武器防具のレベル制限は百。つまり、百レベルないと装備できない。

 残念に思いつつ、ルクスは下の方に目線を下げた。すると、防具の足元に黒いキューブが存在することに気付いた。

 ルクスが気になって触れると、キューブは光を纏い、やがて浮かび上がった。

 ルクスの手元で浮かぶキューブに光の線のようなものが浮かび上がる。

 そして、キューブの上部からホログラムウインドウが現れた。


[カルマ管理端末、起動しました]

[管理者が設定されていません]

[適任者を探しています……適任者︰ルクスを確認しました]

[適任者︰ルクスを管理者として登録します……登録完了]

[初めまして、ルクス様。この端末では、カルマを管理することができます]

[まずはルクス様のカルマ値を表示します]


 ルクスは目を丸くした。


(カルマ浄化の秘薬はSefirot Chronicleセフィロトクロニクルにあったけど、カルマ管理端末なんて、なかったような)


 カルマ浄化の秘薬というのは、Sefirot Chronicleセフィロトクロニクルのストーリーをクリアすると手に入れられるようになる消費アイテムだ。

 Sefirot Chronicleセフィロトクロニクルでは、パラメータにカルマ値というものがあり、善カルマと悪カルマに分かれて数値が表示されるようになっていた。

 善行(依頼達成など)を重ねれば善カルマの数値が増え、悪行プレイヤーキルなどを重ねれば、悪カルマの数値が増える仕組みだ。

 悪カルマ値が一定値まで上がると街に入れなくなったり、プレイヤーネームが赤で表示されるようになる。プレイヤーネームが赤で表示されるプレイヤーはレッドプレイヤーと呼ばれ、他のプレイヤーにキルされても他のプレイヤーの悪カルマの数値は上がらないという仕組みになっていた。


 カルマ浄化の秘薬の効果は、悪カルマの数値を初期状態にする。つまりは無かったことにできる、ということだ。

 カルマ浄化の秘薬は手に入りづらいので、プレイヤーの間で高値で取引されることもあった。

 街に入れなくなったプレイヤーにとってカルマ浄化の秘薬は救いの薬なのだ。

 とはいえ、現実では、頭の上に名前が表示されることはない。

 悪事を犯したとしても、似顔絵付きで指名手配されるのが限界で、街に入ることも可能だろう。

 とはいえ、ルクスの予定に、悪事を行うという項目はないが。


 閑話休題。

 ルクスの前には、ホログラムウインドウが現れ、ルクスのカルマ値が表示されていた。


【ルクス】

カルマ値(善︰221 悪︰1)


変換

カルマショップ


 善行と悪行の数値をタッチすると履歴が表示された。

 ルクスの悪行に一が入っている理由は、『ウェトゥム遺跡の盗掘』だった。


(確かに、これは悪行に入るな)


 ルクスは苦笑しつつ、『変換』をタッチした。

 すると、新しいホログラムウインドウが現れる。


【変換】

悪カルマ値 1 → 0 実行しますか?はい/いいえ

※代償として、善カルマ値を10消費します


 ルクスは実行した。


【変換】

変換できる数値がありません。


(代償はあるものの、カルマ浄化の秘薬を使わずに悪カルマ値をなかったことにできるのは凄いな)


 ルクスは変換画面を閉じて、カルマショップを開いた。


【カルマショップ】

カルマ管理端末アップグレード 善カルマ1000

カルマ浄化の秘薬 善カルマ1000


 手が届かないものが並んでいたので、ルクスは画面を閉じた。


「ルクス君、それにするのかな?」


 シルウェステルが声をかけてきた。

 すっかりシルウェステルのことを忘れていたルクスは気まずいと思いつつ、ポーカーフェイスを意識して、振り向いた。


「はい、これにします」

「了解。じゃあ、戻ろうか」


 ルクスはシルウェステルに連れられ、応接室に戻った。

 応接室では、シルウェステルに惚気を聞かされまくったので、ルクスは笑顔が引き攣りっぱなしだった。

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