自己紹介、バイト説明
誤字脱字などがあればご指摘お願いいたします。
『とりあえず…自己紹介するか!』
出迎えてくれた人が他の人を見回しながらそう言う
『んー、とりあえず私が最初にやろうかな?言い出しっぺがやらないとね、私の名前はスレナ、ここの管理人兼、記録部のトップ…つまり一番偉いよ!褒め称えろー』
笑いながら、奏多の方を向いて自己紹介をする。
明るい人柄で、面白そうな人だ。
『はいはい、やめとけよ?あんま関わりのない人に褒め称えろって言われてもどう反応していいかわからんやろ』
夕暮れを連想させるような深い色をした髪、目の色は宝石のような水色。意識が飲み込まれそうになる。
『えぇ…そうかな?』
スレナは、自分の赤い髪の毛をいじりながら、おふざけにマジレスしたなぁ…コイツ、みたいな顔で彼をみている。
『そう、んでまぁ…俺はガーベ、好きなものは甘いも、大体の事は知ってるから、わからないことがあったら聞いてくれ』
優しい人っぽい。何かあったら頼りになりそうだ。
『次に自己紹介する人はー?』
スレナが聞く。
残っている人はあと2人。本を読んでいる少女と、ゲームをしている少年。
『ん?あぁ…じゃあ私がやります…』
本を読んでいた少女が言う。
白髪、一部黒髪が混じっている。メッシュというやつだろうか。目は透明感のある黒い目だ。
『私の名前は、ペタラ、趣味は本を読むこと、あんまり教えたりすることは得意じゃない、後はぁ…話すことはないかな…特に語ることもないし、とりあえずよろしく』
そう言ってペタラはまた本を読み始めた。
最後はゲームをしている少年が自己紹介をすると思う。
『おーい、自己紹介しなよー』
少年は返事をせず、ゲームに集中している。
『わかったよ、自己紹介すればいいんでしょ?』
少し苛立ったように言う。
『名前はメネ、よろしく』
そう言ってまたゲームをし始めた。
それをみてスレナはため息をする。
『あ、そういや、この名前はあくまでもニックネームみたいなものだからね、本当の名前ではないんだよ。
バイトを始めてする時に名前をここでの名前が決まるんだよ』
スレナが割と重要な事を言う。
『えーと、つまり、まだ俺には名前がないって事ですよね?』
奏多の言ったことに対して
『まぁそうなるね』
スレナが何かしようとしている。
『何してるんですか?』
気になって聞いてみる。
『んーとね、料理!後ね、敬語使わなくていいよ、めんどくさいし、これから一緒に仕事するからには敬語は使わない方がいいよ、距離感じるし』
スレナが笑いながら言う。
スレナは料理の準備に取り掛かる、と言っても、スレナが言うにはすぐ終わるらしい。
『みてなよ?』
食卓に手をかざすと、白いモヤがで、モヤが消えると…なんと!豪華なご飯があるじゃないですか!
『これは状態を保存できるモノなんだ。新しい人が来た時のために、料理を一つ、ストックしてるんだ、もちろん、腐ったりはしてないよ?』
『メネー!ペタラー、ガーベ?ご飯できたよー』
みんなにスレナが言う。
『『『はい(は〜い)(へいへい)』』』
みんなが食卓に集まる。
『さ、君も座ってさ、自己紹介も終わったし、ご飯を食べたら、仕事の詳細説明をしよう』