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天界記録部の旅行記  作者: 旅記録の読者
1/2

世界を旅する

初投稿です。

誤字脱字があればご指摘お願いいたします。


水滴の落ちる音が地底に反響する。

僅かに光がこの場所を照らす。

目の前には狼の形をした化け物。


『グルルルルルッ…』


神様…こりゃないでしょう!?





------------------------------------------------------






エアコンがついた部屋、日が窓から差してくる。

その中で1人、パソコンと睨み合う人がいた。


『良いバイト、ねぇなぁ…』


男の名前は 天童(てんどう) 奏多(かなと)

涼しい部屋で、夏にやるバイトを探している。


『できれば自分の経験になるような事で…それでいて割とお金がもらえるような仕事…』

そう呟きながら、バイト募集しているところを見ていると、気になったものがあった。

【暮らしを記録!生活をよくする体験もできる!良いバイト!】

と書いてあった。

『すっげぇ胡散臭いな…でも記録か…ちと気になるな』

バイトの詳細、と書かれているところをクリックした。

読み込みになかなか時間がかかっている。


【町で暮らしている人達と交流し、何か問題があれば手伝う、町の雰囲気、街の治安、街の利便さ、街の交通網、街の人々の特徴、そのような事を記録して弊社に報告してもらうだけです。

長期で町の記録を取ってもらいます。

交通費、食費、その他諸々の費用を弊社が待ちます。

応募サイトはこちら↓ 】

『ほうほう…長期か…でも交通費、食費とか持ってくれるのは嬉しいな』

よし、応募してみるか

と思い、応募サイトの方を押してみる。

世界が黒くなった。






真っ白な世界。

その中にポツンと、座っている…

『…ここどこ…?』

辺りを見渡しても、白い世界が広がっているだけ。

すると、真っ白い空間に、白く荘厳で、それでいて幻想的な扉が現れた。すると声が聞こえてきた。

『その扉に触れ、目を瞑り、扉を開けるイメージをしてください』

どこからか、声が聞こえた。

意味がわからないが、今やれることはそれしかなさそうだ。

奏多は立ち上がり、扉に触れた、そして目を瞑り、扉を開けるイメージをした。

すると…


『ウェルカム!マイホーム!君が応募した人かな?』

赤い髪、翡翠色の目、中性的と言えそうな人が出迎えてきた。

『えっと…ここは?』

辺りを見渡すと、他にも人がいる。

生活感が溢れる部屋だ。ソファーや、テレビ、テーブルなど、見覚えのあるものばかり。入る前の扉とは雰囲気が大違いだ。

『ここはねぇ…簡単に言うと、【天界】って、とこかな?』


天界?天界って天国みたいなものじゃ…?

『えっ、俺死んだんですか?』

『ふふっ、そうじゃないよ!』

出迎えてくれた人が、笑いながら否定する。

『まぁ、とりあえずようこそ、天界記録部へ』

他の人も頭を軽く下げたりして、俺のことを見ている。


出迎えてくれた人が

『とりあえず…自己紹介するか!』

と、笑いながら言った。


この物語は、まだ始まったばかり。

これから彼らがどのようになって行くのかはまだ、誰にもわからない。


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