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シャリアンの詩集

道の行方

作者: 沙 励按

高い壁に囲まれた道を

迷わず歩いてきた大人が 誇らしげに言う

普通に まともに 一般的に

 

大人になると 僕の周りにも

高い壁が出来上がるのかと 身震いする


山の上で花火をしたいんだ

空に向かって打ち上げたいんだ

僕の光る魂を込めた大きな球に火を灯したいんだ


少し黙っていてよ

今は僕が話しているんだ



壁の外を歩いている人を

あり得ないと 罵る大人が言う

もっとだ 急げ 簡単だと


理解できないことを 力説する

耳と頭とを するすると 抜けて行く


山の上で花火をしたいんだ

空に向かって打ち上げたいんだ

僕の光る魂を込めた大きな球に火を灯したいんだ


だめかな?

だめじゃないでしょう?


何もしないなんて できないんだ

あの山の向こう側に行きたいんだ

何があるのか知りたくてじっとしていられないんだ


壁の外を歩く僕は

壁に囲まれた道になんて 興味はないんだ


こんな僕を 山の上へ 行かせてよ


最後まで読んで頂きありがとうございます。


何か感じるものがありましたら、評価や感想などで教えて頂けると、大変喜びます。


宜しくお願い致します。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 初めまして。 この作品を読んで、「進撃の巨人」を連想してしまいました。 自由を阻む壁って内と外にありますよね。 その壁を崩すには、大きな勇気と自分を信じる心が必要ですね。 考えさせられる良…
2022/08/20 14:44 退会済み
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