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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第13話 家族とポーリャ
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行ってきます

「行ってらっしゃい」

「行ってきます」

 夕暮れが深まり月が見える空の下、娘に見送られて出発するリンの父と母。

(なんかふしぎ……いつもは私が見送られる側なのに)

「私たちも行こう」

 いつの間にか隣にいたポーリャがリンを車へと誘う。

「うん。行こっか。おじいさんよろしくお願いします。それとお久しぶりです」

「大きくなったね、リンちゃん。あとこんばんは」

「あそうだ!こんばんはだった。忘れてました。こんばんは」

 顔をやや赤らめて恥ずかしそうにうつむくリン。

「言えたから大丈夫だよ。急にいろいろあったから忘れることもあるさ」

(前と一緒で優しい人だね、ポーちゃんのおじいさんって)

 ポーリャの祖父は車の扉を開け、リンとポーリャが乗り込むのを待つ。

 二人が乗ってから扉を閉め、自分も車に乗りシートベルトを締める。

「シートベルトはしているね。それじゃあ出発するよ」

 ポーリャの祖父は優しく話しかけて確認すると、リンの家を出発した。

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