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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第13話 家族とポーリャ
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突然のお泊り会

 車の運転手が扉を開け、出てきた。

 白い髪の初老の男性がリンの父や母と挨拶を交わす。

 運転手が車から降りたとき、中が明るくなる。

「ポーちゃん!」

 車の中で軽く手を挙げるポーリャ。

「せっかくだから仲良しの子が良いかなって」

 挨拶を終えたリンの母がリンに告げる。

「ありがとうお母さん!」

「喜んでくれて嬉しいわ。お友達との会話はやることやってからね」

 お礼を言い、ポーリャと会話するために車に近づくリンに母はくぎを刺す。

「あ、そっか。準備してきまーす」

 慌てて玄関に入りパタパタと足音を立てて部屋に向かうリン。


「準備できたよ」

「明日には帰ってくるからね。イワネンコさん、娘をよろしくお願いします」

 父がポーリャの祖父に頭を下げると、母と車へ乗り込んでいく。


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