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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第12話 魔女見習いの第一歩
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重なる音と服合わせ

 音と音が重なる。

 重なった音がリンの近くに集まっていく。

 音がリンと合わさると帽子とローブへと姿を変えた。


「あれ?またなんかイメージと違う……」

 姫野先生の帽子とローブに似ている部分はある。

 ただし、大半はアレンジが入っていた。

「想像力が豊かな証拠」

 ポーリャがポツリとつぶやく。

「どうしたの?ポーちゃん?」

「リンちゃんはすごいなって思った」

 いつものように淡々とリンの質問に答えるポーリャ。

「素敵なことよね。想像したものを形にできるのって」

「あ、ありがとうございます……」

 姫野先生の言葉にリンは恥ずかしそうに頬をかき、お礼を言う。

「ただ、想像力が強すぎるから調整してくれるパートナーをこれから作ろうか」


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