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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第12話 魔女見習いの第一歩
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開く扉と閉まる扉




「どういう意味?」

「説明を」

 ムッとした様子で聞くリンと、朝霧とリンの間に割って入るポーリャ。

「どうもこうも私よりも適任者がいるということですわ」

 チラリと扉を見る朝霧。


「みんないる?今日は参加できそうだよ」

 少し間をおいてから扉が勢いよく開き、姫野先生が姿を見せた。


「私に聞く前にご自身の師を頼りなさいな。では失礼」

 顔を輝かせるリンにそう告げると、朝霧は部屋の扉に向かう。

「清白さんもポーリャさんもたまには早く帰られてはいかがです?」

 朝霧は扉から出て一礼して扉を閉めると、そのまま帰っていった。


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