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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第11話 学校で
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まず形から

「え?普通の服とかだよ」

 リンの言葉に朝霧は少しだけ肩を落と説明を開始する。

「まずは形から入りましょうか」

「形?」

「服装やぬいぐるみとか揃えましょうか」

「ぬいぐるみって学校に持ってきて大丈夫なの?」

 リンが朝霧に尋ねると、教室の扉が勢いよく開く。


「おはよう。一時間目の前に持ち物検査するぞー」

 教室から巻き起こるブーイング。

「自主報告だからな」


「ぬいぐるみって大丈夫ですか?」

「清白さんの所属は?」

「マジック研究会です」

「マジックで使うならセーフかな。ただし部活中だけだよ」

 軽く持ち物検査する先生はリンの質問に答え、廊下側に向かう。

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