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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第11話 学校で
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写生大会の内容

「今連絡があったようにもうじき写生大会が始まります」

 そこまで真剣な面持ちで話すと、急に砕けた表情になる姫野先生。

「まあ自分の好きなものを書いて提出するのが一番大事なことかな?」

「でも先生、それだと似通ったものばかりになって、個性が薄まります」

「自分の好きなものって、自分の好きなやり方も入るんでしょうか」

「みんなと相談するのはどうかな?その上で個性を出せれば素敵よね」

 次々と出てくる意見に姫野先生はてきぱきと答える。

「自分の良さも他人の良さも認め合うから高まるよ」


(そいうものなんだろうか)

 でも姫野先生の言うことだからしっかり覚えておこう。


 リンがそう考えていると1時間目開始の鐘が鳴る。

「え、もう?出席とかまだなのに」

「全員いますんで、それで何とか」

「そうね、そうさせてもらうわ」

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