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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第8話 部室のお掃除
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朝霧の魔法

「はあ?」

「だってそうでしょ?尊敬しろってどこをどうすれば良いのか教えてよ」

 朝霧は眉間に手をあてて少し下を見る。

「それに言っとくけど、ポーちゃんも小学校から魔女見習いなんだからね」

「そう」

 リンの言葉にポーリャはうなづく。

「だからベテランっていうならポーちゃんもベテラン――」

「わかりましたわ」


「え?」

「つまり私の魔法の実力を見せればよろしいのですね?」

 朝霧は杖を取り出す。

 杖のデザインはリンやポーリャのものとは少し異なっていた。

「部室の掃除を終わらせて見せますわ」

 簡潔に答えると、朝霧は魔法を唱える。

「春夏秋冬、今は春――」


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