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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第1話 魔法との出会い
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自己紹介

「あらためまして、みなさん、入学おめでとうございます」

 教壇の上で先生が話す。

「私は担任の姫野ゆりえです。姫野先生って呼んでくください」

 教壇で深々と頭を下げる姫野先生。

「こんな感じで、皆さん自己紹介をお願いしますね。順番は――」

 出席番号の最初のこと最後の子がじゃんけんをする。

「雪八柳和唄芭(わかば)です。ゆっきーって呼んでください。よろしくお願いします」

 ゆっきーが挨拶をして、自己紹介が始まる。

「清白りっかです。リンちゃんって呼んでください」

 いろんな子が自己紹介をしていく中、リンも自己紹介をする。

(すずだからリン、いい愛称よね)

「ポリーニャ・イワネンコです。ポーリャと呼んでください」

「朝霧美海華(みかげ)です。先月この町に引っ越してきました。朝霧と呼んでください」

 淡々と話すポーリャに、眼鏡の子が続く。

(朝霧さんか……なんか気になるな)

 朝霧の後に男子が挨拶して自己紹介が終わると、チャイムが鳴った。


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