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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第7話 クラスメイトの朝霧さん
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ポーリャの魔法

「だね」

 ポーリャはリンの言葉に頷くと杖を出して魔法を唱える。

「クマよクマクマクマの神――」


 唱え終えると、ポーリャは自分より高いところにある重そうな箱を目掛け跳ぶ。

 ほんの少しのジャンプで箱を軽々と片手で持ち上げ、そのまま机の上に置く。

 大きな音が鳴り響く。

「むう……力加減が難しい……」

 あっけにとられていたリンは淡々とつぶやくポーリャの声に我に返る。

「すごいや!ポーちゃんはクマの魔法なんだね」

「そう。熊も自然の一部」

「だからあの時も簡単に運んだんだね」

 机に乗った箱がギシギシと揺れる中ドアがノックあれる。

「失礼します。マジック研究会に入会を希望しているのですが」

 どこかで聞いた声にリンは記憶をたどる。

 そうだ、この声と口調は朝霧と、リンには思い当たった。


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