53/313
チア部に行こう
ポーリャの言葉で目が点になるリン。
そこにチャイムが鳴り、ホームルームが始まる。
授業、給食、掃除、昼放課、午後の授業が瞬く間に過ぎていく。
「これで帰りのホームルームを終わるわね」
日直が号令をかけ、挨拶して放課後が始まる。
「そうだゆっきー、チア部に行っても良い?」
「いいよ。入部する?」
「あ、うん。マジックの杖さばきで何か参考になるかなって」
「そっちか~。ならチア部に入りたくなるぐらいの杖さばきを見せてあげるよ」
「え?できるの?」
胸を張って答えるゆっきーにリンは驚く。
「先輩が、だよ。ポーリャちゃんも来る?」
淡々ながらも行くと、即答するポーリャ。




