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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第7話 クラスメイトの朝霧さん
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朝霧のお礼

「おはよー」

 リンが元気よく挨拶をして教室に入る。

 ポーリャはいつもと同じく淡々とした挨拶。

「おはようございます」

 教室の入り口から挨拶が返ってきた。

 リンがそこに顔を向けると朝霧がいる。

「おはよう朝霧ちゃん」

「……昨日はありがとうございました。おかげで助かりましたわ」

 リンとポーリャに朝霧は深々と頭を下げた。

「そんな、私のほうこそ――」

 途中でリンは言いよどむ。

(魔法のことは内緒だしどういえばいいんだろ……)

「お礼に、特別にちゃん付けを認めることにいたしますわ」

 どうこたえようか考えているリンに朝霧は言葉を続けた。

「なら、みかげちゃんって呼んでも良い?」

 気さくに話しかけたリンに朝霧は大きく深呼吸を始める。


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