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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第5話 雪の景色と親友と
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雪舞う朝に思うこと

「行ってきまーす」

 制服の上に防寒具をまとって学校に向かうリン。

 テレビの天気予報では今日はずっと雪が舞うと言っていた。

「四月なのに雪って珍しいよね」

 リンは手袋をつけた手のひらに雪をのせる。

 手につく前に雪は消えていった。


(積もってくれたら遊べるのにな……)

 引っ越す前のことを思い浮かべるリン。

 ユッキーやポーリャと雪合戦や雪だるまを作ったことが記憶によみがえる。


「そうだ!魔法で雪を降らそう!」

 リンは荷物にある杖のケースを見る。

(って通学路で使うとさすがにまずいよね)

 魔法は内緒と姫の先生に言われたことを思い出す。

 気が付くとリンは学校に向かい走り出していた、


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