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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第39話 町のどこかに魔女がいる(最終話)
311/313

マカロンを送る意味

「朝霧さんなら手堅くクッキーで行くと思ったよ」

「クッキーは生地を寝かせますから。一日でとなるとマカロンかなと」

 よほど意外だったのか、驚きの声を上げるゆっきーに朝霧は理由を話す。

「リンちゃんマカロンだって!これを人に渡すときは気合入れようね」

「うん!それにマカロンは初めてだから作ってみたい!」

 好奇心をくすぐられたのか、リンは興味深々な目で岩筒地に答える。

「それに贈り物でクッキーっていうと追複曲(カノン)のイメージなのよね」

「同じものの繰り返しだっけ。リンちゃんが発表会で予定していたやつよね」

「そっちは朝霧ちゃんで、私のは遁走曲(フーガ)

「わかりやすく説明すると追複曲はクッキーならクッキーと繰り返しますの」

「遁走曲はホットケーキとかチョコクリームとかイチゴのショートとか色々よ」

 リンの言葉に岩筒地が質問し、リン朝霧リンと会話が巡り弾んでいく。

「というか朝霧ちゃんもトウ兄と仲良くして良いんだよ。曲選びのときとか」

「あれは私の真後ろにいたのがポーリャさんでしたから」

 助手席に座っていた朝霧とポーリャはイヤホンを片耳ずつ使用していた。

「トウ兄と朝霧さんが付き合っていると噂が一時あった」

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