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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第39話 町のどこかに魔女がいる(最終話)
310/313

隠された主語

 全員の視線が集まる中、朝霧は言葉を続ける。

「先日社交ダンスのクラブに細花先輩がいらしまして」

 続く一言で一気にゆっきーと岩筒地の力が抜けていく。

「社交ダンスは男性がリーダーで女性がパートナー、組をカップルっていうの」

「リンちゃんがトウ兄とカップルになれば全部解決」

 キョロキョロするリンに優しく教えるゆっきーに続きポーリャは淡々と話す。


「それならこの学校のジンクスを使えば大丈夫よ」

 リンが事情を聞いた岩筒地が解決案を出す。

「『願い事と一緒にお菓子を相手に渡すとうまくいく』ってジンクスがあってね」

 菫山が調べたのか、岩筒地は興奮気味に説明する。

「そっか!リンちゃんが『私をパートナーにして!』って言えば!」

「そう!トウグウ王子に手作りのお菓子を手渡するの!次はいつ会うの?」

「えーと……休み明けに図書館で」

 勢いに押され気味にリンは生徒手帳を開いて確認を取って伝えた。

「でしたら私の家で皆さんとマカロンでも作りましょうか」

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