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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第38話 ショーの続きとその結果
301/313

切断マジック

「こんな箱に入れたところでどうしようというのだ?」

 いつの間にか先輩がかけている眼鏡には色がついていた。

「サボり魔を退治するのさ」

「どうやって?」

 リンがトウ兄に聞くと、手にしていた杖を真横にふるう。

 すると杖が剣に変わり、トウ兄は剣道でいう正眼の構えをとる。

「こうやってさ!」

 トウ兄は剣を持ち上げ気合とともに振り下ろし、先輩を箱ごと真っ二つにする。

「ふはははは!その程度で我を倒せると思うたか!」

 先輩は元気な声で真っ二つになった足を動かし、トウ兄に言い返す。

 箱と箱とのスペースを広げ、トウ兄が通り抜けても足は元気に動いている。

 ならばもう一度と、トウ兄が下半身を等分にしてもなお足は動く。

「どうしよう……このままじゃサボり魔が箱から出てきちゃう!」

「こうなったら――みんな!僕に力を貸してくれ!サボり魔を追い払う力を!」

 心配そうなリンのつぶやきを受け、トウ兄は園児たちに呼びかけた。 


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