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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第4話 入会希望者
30/313

初日終了

 昨日の花畑でも光が球体のように浮いていた。

 丸い光に包まれているタンポポに導かれたことをリンは思い出す。

(これも何かの縁かなあ。丸だけど)

「決まった?」

「うん。これにするね、ボールジャグリング」

 聞いてきたポーリャの声に笑顔で答えるリン。

 余った時間で自分たちが選んだマジックをについて調べていく。


 チャイムが聞こえる。

「今日はこれで終了よ。お疲れ様」

 終わりを告げる姫野先生に本を返し、選んだマジックを伝える。

「うん。清白さんやポーリャさんにぴったりだね。」

「ありがとうございます。あれから人来ましたか?」

「説明したら帰っちゃう人が多くてね。引き続き募集中かな」

 リンが杖も返そうとしたら、姫野先生は一度受け取ってからまたリンに手渡した。

「これは清白さんに貸したものよ。しっかり管理してね」


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